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今週聴いたもの(2020年1月2日~1月8日)

安倍首相の年頭記者会見をみました。

 

まあ~いつもながらなあ~~~んにも中身のない、カッコつけただけの空虚な言葉の羅列にウンザリ。

「新しい時代を切り拓く」「思い切って改革していく」そうだけれども、これまで約3000日も首相をやっててなにも改革できてない、ていうか日本の国力は右肩下がりに貧弱化しているのに、いったい何年やれば結果が出るの?民間ならこれだけ長期間やってなにも結果が出ない企業経営者がいたら間違いなく「無能」といわれてクビですよ。

これまで~~~をやってきたけど結果が出ずにすみませんでした、その反省をふまえて今年はこうしていきます・・・というのならともかく、自分のやってきたことを反省・検証することもなくただただ口ばっかりの出まかせを言うだけ。

もういいかげんに、このウソツキ税金ドロボー男では(そして、自民党では)日本はよくならない・・と国民は見切りをつけるべきです。

先日は「初心にかえって・・・」などとぬかしていたけれども、記者も「首相の初心とはなんですか?国民にわかるように説明してください」って突っ込めよ。この男が初心にかえる(そんな殊勝な気持ちはどうせないだろうけど)よりは、ほんとうに初心でがんばってくれる首相と政権を新しく選びなおしたほうが絶対にいい結果になるはず。

 

それはともかく、今週聴いた作品のひとこと感想の記事。

今回から個人的な「オススメ度」を★で付すことにしてみます(勝手にやめるかも)。「買うべきかどうかを判断するために役立たないレビュー記事は意味がない」と思ってるのでそれをわかりやすくするため。あくまでも主観です。

★★★★★・・・BUY OR DIE!の最高傑作。

★★★★・・・・聴かなきゃ損の高品質作。

★★★・・・・・普通。中古で安ければ買ってもいいかも。

★★・・・・・・貧弱。聴かなくても人生に影響はなし。

★・・・・・・・聴くのは時間の無駄づかい。CDをつくるのは資源の無駄づかい。

☆・・・・・・・プラスアルファ。

VIOLATOR「CHEMICAL ASSAULT」

まずはブラジルのスラッシュ・メタルバンドVIOLATORの2006年発表の1stアルバム、「CHEMICAL ASSAULT」。

Amazon.co.jp Chemical Assault

名前だけはきいていたけれど音源を手に入れる機会はなかったバンド。

CDブックレット裏の写真をみて、そのファッションとポーズに笑っちゃうと同時に「これは期待できるんじゃないの~!」と歓喜。

 

いいねえ。80年代のスラッシュ・バンドがよくやってたこのポーズ(私も高校生の頃よくこれをマネして写真に納まってました)、そしてデニムジャケットにベタベタつけられたVENOMやEXCITERやSODOM、WHIPLASHといったバンドのパッチ。こりゃあ絶対にザックザクのリフとツーバスドコドコのオールドスクールなスラッシュ・メタルをやってる連中なんだろう・・と期待してCDをプレイしますと、

・・・

予想した通りの、ひたすらに突っ走るオールドスクール・スラッシュ・メタル。ギターの弦から煙が噴き出るのが先かギタリストが腱鞘炎になるのが先か・・っていうくらいの怒涛の高速リフは問答無用のカッコよさ。

なかには「これってさっきの曲と同じじゃあ・・?」って思っちゃう曲もあって、曲のバラエティは少ないんですけど、こういうストレートで真っ正直なスラッシュ・メタルはやっぱりイイなあ。最高じゃないか。印象的なヴォーカル・ラインをつくることをもう少し意識してくれてればもっとよかったかな。

いまも活動してるのかな。数枚のアルバムが出てるみたいですがどれも中古市場では高額になっていてなかなか手が出ない。でも機会があればぜひともほかのアルバムも手に入れたい。

オススメ度・・・★★★★

MOONSORROW 「VARJOINA KULJEMME KUOLLEIDEN MAASSA」

フィンランドのMOONSORROWの2011年発表の6枚目のアルバム。

このバンドはほかの作品を前に聴いたような聴いたことがないような?憶えていないということはたいしたことなかった・・・ということなんでしょうが、このアルバムもあんまりたいしたことない。

Amazon.co.jp VARJOINA KULJEMME KUOLLEIDEN

エピカルなフォーク・ブラックメタル・・・とでもいうべきサウンドで、12分だの13分だのの大曲が4曲もはいってる。BATHORYが好きなのかな。

でも、延々とただの思いつきの同じような曲がダラダラ、そのうえに乗っかるのが例によってワンパターンのデスヴォイスで歌メロもないから、そのドラマティックさはあまり心に染みてこない。そこらへんはBATHORYの足元にも及ばない。長い曲を最後まで飽きずに聴かせる実力はないのだから、そこらへんは身の丈に合わせるべきだった。

いまも活動してるのかどうか知りませんが、少なくともこのアルバムはイマイチでした。

オススメ度・・・★★

GANDALF 「DEADLY FAIRYTALES」

これもフィンランドのバンド。GANDALFの「DEADLY FAIRYTALES」。

1999年の1stアルバムらしい。

Amazon.co.jp デッドリー・フェアリーテイルズ

いまとなっては古臭い、90年代に流行ったいわゆる北欧メロディック・デス・メタル。

90年代のAMORPHISやIN FLAMESなどが好きならスッと受け入れられるサウンドですね。

ちょこちょこ出るメランコリックなメロディは私も大好物・・・ですが、イマイチ詰めが甘いというか、アグレッションもメロディの「泣き」具合もなんか中途半端。ヴォーカルもただの苦しそうなデス声でカッコよくないなあ。

もう1枚アルバムを出してるらしいですがとくに聴きたいとは・・・。

オススメ度:★★☆

SODOM「ONE NIGHT IN BANGKOK」

最後はジャーマン・スラッシュの雄、SODOM。

Amazon.co.jp One Night in Bangkok

2003年に発売された、タイのバンコクでのライヴをおさめた2枚組。

このアルバムの存在は知っていたけれど入手する機会に恵まれず、最近ようやく手に入れて聴けました。

 

こいつは素晴らしくアツいライヴ・アルバム。

演奏は3人バンドとは思えないド迫力。音はそんなに良くないけれど、それがまたライヴ感を増す効果を出してる。オーディエンスの熱狂もヒシヒシと伝わってきます。

圧倒的スピードにエキサイトしているうちにあっというまに2枚組を聴き終わっちゃう。「Blasphemer」とか初期の曲はオリジナルとは比べ物にならないほど演奏が上手いのでカッコよさが5倍マシくらいになってるし。最高ですね。

これまでこの作品を放っておいたことを激しく後悔。上に貼ったバンドたちとは格が違う。さすがだ・・・。

オススメ度・・・★★★★

 

 

ほかにもデスメタル系を何枚か聴きましたがゴミだったのでいちいちここに書くのは面倒くさい。今回はこのへんにしておきます。

また来週。

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