先日は女性演歌歌手で初という両国国技館でのコンサートも実施した大人気の美人歌手、丘みどりが最新曲「夜香蘭(ひやしんす)」のあらたなエディション、「花道盤」を発売。
4曲入りの「感謝盤」というのも発売されましたが、そちらは既発の曲だけなので私は買うのを見送り。しかしこの「花道盤」は新曲が入っているので、そりゃ買わなきゃダメだろ、ということで予約して買いました!
新曲は「千年の花」。作曲は池田健太郎氏。「涙唄」を書いた人か。ほかではあまり名前を見ないがだいぶ若い人らしい。「涙唄」は良かったからちょっと期待。聴いてみますと・・・
いやいやいや、「ちょっと期待」とか失礼なこと言ってスミマセンでした。めちゃめちゃカッコイイじゃないか。聴きながら「弦哲也先生だったらこう来るだろうな」と私が考えるところをちょっと違う方向に引っ張りつつも、弦哲也先生の楽曲にヒケをとらないドラマティック&ミステリアス演歌となっている!
「いっそ桃源郷(とおく)へ連れてって...」で哀しみを大爆発させるところはまさに丘みどりの真骨頂ですなあ。「桃源郷」と書いて「とおく」と読ませる歌詞も味わい深い。そして、哀しみをはきだしたあとの「もう 惜しむもの もう なにもない」の、諦めというか達観したというか、なんともいえない複雑な感情をのせるところも最高。
曲のデキも最高だがそれを丘みどりが歌うことによってそのミステリアスさがさらに増している! 「これだよこれ、これこそが丘みどりが演るべき曲!これを待ってたんだよ!」と快哉を叫ぶファンは私だけじゃないはず!
こりゃあ現時点での今年の個人的演歌ベストチューンのトップ候補! こういうカッコイイ曲にたまに出会うからほんと演歌っていいもんだとつくづく思いますねえ。これは買わなきゃソンですよ!