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今週聴いたもの:2024年11月21日~11月27日(ADRIANGALE、CRYSTAL EYES、NOTHEIST)

兵庫の斎藤知事の公職選挙法違反疑惑。あれだけやらかして県政を混乱に陥れた奴が信じがたいことに再選されて、さて少しは生まれ変わるのかと思っていたらさっそくまたまた大混乱に。こんなどうしようもないのを選んだ兵庫県民は徹底的に後悔している・・・のかな?まだ「斎藤知事は陥れられている!」とか思ってる人も多いんだろうか。

パワハラやおねだりには証拠がないとかいうネット上にあるテキトーな言説を信じちゃった人も多かったんでしょうが、奴の問題の核心は文書問題であって、それについて訊かれると「記憶してない」「私の認識では違法ではない」とかいうまったく筋の通らない説明を、あの焦点の定まらない目つきで繰り返す姿をみれば、だれがみても「ウソがばれないように一生懸命なんだろうなあ」「誠意がないなあ」「ただ知事でいたいというだけなんだろうなあ」と感じ、こんな野郎は権力者にふさわしくない、と判断できるはずだが、摩訶不思議なことにそう感じない人も多いらしい。

今回の公職選挙法違反疑惑が噴出して、当選直後の晴れやかな表情は消え、あのときのウツロな目つきに戻っちゃいましたね。あいかわらず「私は違法だと認識してない」と言うだけ。いやいやお前の認識なんぞどうでもいいんだよ。まずは事実を説明しろ。刑事事件の容疑者が「私は違法だと認識してない。だから無罪」と言ってそれで無罪になると思っているのか? 「説明責任」をはたすつもりなら契約書だのなんだのをすべて公開すればいいだけなのにそれをやらず、「口頭での契約」などとありえないことをぬかす。慌てて処分したんだろうなあ。

いずれにしろ、PR会社の社長が「弁護士になにも言うなと言われている」とぬかして逃げている時点で、もう真っ黒確定ということじゃないか。社長が「知事のいう通りです」と言えばウソになる、「知事の言うことは間違っています。私の言うことが事実です」と言えば知事はピンチとなる。だから何も言えない、ってことでしょ。こんなに真っ黒なのになぜ司法は動かないのか。動いてるのかな?

あの社長大丈夫か。知事が自分に不利益な奴はあらゆる方法でつぶそうとする人間であることは文書問題で明らかになっていますからね、不幸なことが起こらないように周りが守ってやらないといけないのでは。奴の代理人弁護士は社長に対して「法的措置も検討」などとさっそくトカゲのしっぽ切りに着手しようとしている。ウソツキデタラメ権力者に摺り寄って利益を得ようとする人間の末路はこんなもん。アメリカのトランプの側近の奴らもいつかそれを思い知ることになるでしょう。

ADRIANGALE「CRUNCH」

USのハードロックバンド、ADRIANGALEの3作目。2004年作。

Amazon.co.jp Crunch

元GUARDIAN(USのクリスチャンメタルバンド)のジェイミー・ロウが中心となっているらしいバンド。こちらは聴いたことなかったがはたして・・・

 

これが素晴らしかった。キャッチーでさわやかなメロディが満載のハードロック。LAメタル風の雰囲気は残しているものの、きらびやかとか派手とか軽いとかいうことは全然なく、どこまでも心地よいメロディを追求してくれている。

ギタリストはかなりのテクニシャンみたいだけどあまりしゃしゃり出てこない。ここぞというときには速弾きも披露しながら、エモーショナルなソロやハモリを堪能させてくれる。力強く適度に湿ったヴォーカルもさすが。

嫌味のない楽曲とサウンドでじつに耳障りのよいハードロック。それでも耳に残るものが多いのは、やっぱり曲がイイから。こういうのが世界的大ヒットにならないんだから悲しい。

おススメ度・・・★★★★☆

CRYSTAL EYES「CHAINED」

スウェーデンのパワーメタルバンド、CRYSTAL EYESの6作目。2008年作。

Amazon.co.jp Chained

CRYSTALなんとかっていうバンド名は多くて、記憶力の減退が始まっている中年メタラーとしては混乱するから勘弁してほしい。このバンドは前にも聴いたような気もするけど記事にはしてないみたいだから紹介。

 

IRON MAIDEN風味を前面に押し出したBLIND GUADIANって感じのスタイル。しかしBLIND GUADIANほど大仰なつくり込まれた緻密なサウンドではなく、より真っ正直なヘヴィメタルになっている。

キャッチーなサビをもったメタル曲のなかに、いちいちMAIDEN風のツインリードのハモリをぶち込んでくれるところはかなり好み。90年代くらいのジャーマン・メタルや、初期~中期のMAIDENが好きなら確実に満足するはず。7曲目「Shadow Rider」はモロにMAIDENで笑っちゃう。9曲目「Guardian」も、曲名がそうだから寄せたわけじゃないだろうけどいかにもBLIND GUADIANっぽい。

おススメ度・・・★★★★

NOTHEIST「NOTHEIST」

フランスのデスメタルバンド(?)、NOTHEISTの1st。2019年作。

Amazon.co.jp Notheist

寒々しいジャケ絵をみて、どんよりとしたゴシックメタルを期待したら、中に入ってたブックレットにはシッポとツノをはやした禍々しい悪魔の絵が描いてありましてビックリ。

メンバーはどうやらひとりだけ?みたい。ドラムも全編打ち込みの模様。SEASON OF MISTレーベルはこういうひとりデスメタルが多いですね。それはそれで興味深いからいいけど。

 

1曲目はBATHORYあたりがやりそうな荘厳かつ絶望のただようイントロになってて、おおこれは・・・と期待したんですが、そのあとには下品な(本人はそんなつもりではないと思うが)声質のヴォーカルがスラッシュ・ビートにのって駆け抜けるデスメタルが続きます。アヴァンギャルドな凝った展開の曲もあったり、ギターをかさねて美しいメロディを挿入したりもする。ただの脳筋デスメタルじゃねえぜ、という意識は感じられる。

う~ん、リフも曲も悪くないと思うんだけど、ドラムがいかにも打ち込みっていうショボさ(ほかの楽器もひょっとしてそうかな?)なのと、ハードコアパンク然としたヴォーカルがどうしても気になるなあ。だれかカッコいいヴォーカリストを募集するか頼めばよかったのに。

おススメ度・・・★★★

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