昨年暮れに東京・渋谷のNHKホールで開催された、「演歌フェス 2024」。
2023年には私も抽選に当たって観覧に行き、その感想も記事にしましたが、
2024年は観に行けませんでした。
といっても、2023年に観に行った時に感じた、「5時間は長すぎる」っていうのと、渋谷の街の人ごみに飛び込んでそのなかを泳ぐのが嫌、っていうのがあって、あまり観に行きたいとも思わなかったんですけど。
屋外での音楽フェス形式で、とくに興味ない人のパフォーマンスのあいだはどこかで自由にしてていいとかいうのなら5時間でもいいけれど、これの場合はひたすら座ってなきゃいけませんからねえ。
それと、私も田舎暮らしがながくなって、もう渋谷の街は歩くだけでも苦痛。ていうかそこに行くまでがどういう方法で行ったとしてもひたすら混んでて、それだけでウンザリしてしまう。そういうところに住んでいればそんなふうに感じない(若いときは私もそうでした)んでしょうが、今となってはもう無理。素晴らしい演歌を聴きに行きたいがあそこに行くのはもう嫌。テレビで堪能することにしよう。
ということで2024年の「演歌フェス」はテレビにてチェック。本放送は見逃がしたので、いつもの「新・BS日本のうた」の枠での、ちょっと変種されたうえでの再放送を視聴しました。遅くなりましたがその感想を。
超ベテランが衰えを感じさせないパフォーマンスをみせてくれた
「第一部」の曲目は以下のようになっていました。
「炎」・・・・全員
「夜桜お七」・・坂本冬美
「風に立つ」・・坂本冬美
「ジョニィへの伝言」・・・坂本冬美&藤あや子&香西かおり
「ほろ酔い満月」・・坂本冬美
「スポットライト」・・山内惠介
「あの鐘を鳴らすのはあなた」・・山内惠介&福田こうへい&三山ひろし
「紅の蝶」・・・・・山内惠介
「さそり座の女」・・美川憲一
「雪椿」・・・・・・小林幸子
「雨のバラード」・・湯原昌幸
「女の港」・・・・・大月みやこ
「細雪」・・・・・・五木ひろし
「三百六十五歩のマーチ」・・五木&小林&大月&美川&湯原&小山雄大&里野鈴妹
「バカ酒場」・・・・里野鈴妹
「道南恋しや」・・・小山雄大
「夜霧のハウスマヌカン」・・やや
「たそがれロマン」・・湯原正幸
「夕霧港」・・・・・杜このみ
「北の恋情歌」・・・川野夏美
「おもいで酒」・・・小林幸子
「とまり木」・・・・小林幸子
「千本桜」&「こころ万華鏡」スペシャルリミックス・・・小林幸子&山内惠介
「オシャンティ・マイティガール」・・小林幸子
オープニングは「炎」か~。昨年の元日に惜しくも亡くなった冠二郎の名曲中の名曲。これは演歌のアンセム的な曲ですよね。この曲を聴いたときは私もまだ大学生のガキでしたが、「flame,flame,flame」というコーラスや「アイアイアイライク演歌~」というフレーズにはいろんな意味で衝撃を受けたのを記憶しています。
この曲を聴くとドーパミンがドパドパ分泌されやる気が出てくるのを実感する。これは一発目としてはふさわしい選曲だったんじゃないでしょうか!
「炎」からはじまった第一部、里野鈴妹や小山雄大など新人も登場して頑張ってましたが、デビュー60周年をむかえるという五木ひろしや大月みやこや小林幸子や湯原昌幸や美川憲一が中心となっていた感じでした。湯原昌幸の「たそがれロマン」はイイなあ。歌声だけ聴いたら77歳の人が歌ってるとは誰も思わないでしょう。
小林幸子も言わずと知れた代表曲「おもいで酒」と私が好きな「とまり木」をやってくれてよかった。「千本桜」みたいなクソ曲やらなくてよかった~と思ってたらやっぱりやってガッカリ。あれも代表曲みたいな位置づけでいるのかな。コンサートなんかではファンはあの曲で喜ぶのかなあ。
それと、川野夏美の「北の恋情歌」も聴けてよかった。いつも「懐メロガール」やって自分の曲はやったりやらなかったりで期待してなかったので嬉しい。
曲のカッコよさもさることながら、独特の湿り気をおびるハイトーンの伸びがとにかく魅力的!最近はギターもやってるらしいから、ぜひとも本人の弾き語りで聴いてみたい!
といったところで「PART1」についてはこのへんで。来週はこの続きですね。楽しみです!