4KじゃないほうのNHK BSでみられる今年の「新・BS日本のうた」は、今回の放送でとりあえず終わりなようですね。昨年末に惜しくも亡くなった八代亜紀が主役となっていた放送回の再放送が、命日となる30日にあるようですが。→令和3年2月7日のNHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」
浮草のような生活をおくっている身としては、今年も1年間なんとか生き残れてよかった、という気持ちと、健康に過ごすことができてありがたい、という感謝の念しかありません。独身男性は短命で終わることが多いってのはどうやら真実であるらしいし、今年亡くなった中山美穂や大相撲の曙は私と同世代。そう考えれば私ももういつなんどきあの世へ行ってもおかしくない年齢になりつつあるわけで、健康に1年間を追われただけで満足すべき、と思ってます。
実はここ数年「健康診断」というものに行ってないので、ほんとうに「健康」だったかどうかっていうのはちょっとわからないのです。ただの主観。しかし主観で「健康」と思えてるということ自体が健康の証しということでいいんじゃないかな、と。健康診断なんか行くと、ちょっと数値が「基準」からはみ出たというだけで病気扱いされ、薬のめだの検査受けろだの生活改善の指導を受けろだの言われる。わざわざ病気をさがして病気にさせられるのが嫌で嫌で仕方がないのです。
とくに血圧に関しては異常にうるさい。 私は病院で測るといつもけっこう高くなるんですが、家で測るとそうでもない。いわゆる「白衣高血圧」というやつ。でもこっちがそれを言わないと(場合によってはそれを言っても)、そのときの高い数字をみただけで薬のめのめと言われる。医者に限らず、権威をもつ人間が上から目線で言うことは信用できない私のような人間は「そんなに降圧剤を売って儲けたいの?」という疑いの目を向けてしまう。
そもそも血圧が高くなるのはそれが体にとって必要になるような原因があるからそうなるわけでしょ。その原因が病気であるのならその病気を治療するべきであって、薬でムリヤリ血圧を下げたからといってそれがなんの解決になるのだろうか。原因をほったらかしにしていたのでは意味ない、っていうかますますひどくなるだけでは。原因が肥満とか飲酒とか喫煙であると推測されるならまずはそこから改善しようという話をするべきなのに、どいつもこいつもすぐに「薬のめ」と言い出す。そして原因が「加齢」であるのなら、それは病気ではないし不可避なのだから、放っておくのが正解なのでは。
どうでもいい話になりましたが、来年も引き続き健康に生きられれば言うことない、と思ってます。
で、今回の「新・BS日本のうた」は、栃木県那須町での公開収録。
出演は、
千昌夫・川中美幸・瀬口侑希・山口ひろみ・三山ひろし・竹島宏・谷島明世・一条貫太・彩青・藤井香愛・一之森大湖。
DAIGOが扮する「一之森大湖」が2回目の出演
今回の曲目は以下のようになっていました。
「危険なふたり」・・・三山&竹島&一之森
「青春日記」・・・・三山ひろし
「男じゃないか」・・川中美幸
「高原の駅よ、さようなら」・・彩青
「一円玉の旅がらす」・・谷島明世
「はがゆい唇」・・・・藤井香愛
「エリカの花散るとき」・・瀬口侑希
「さらば青春」・・・・一条貫太
「波止場しぐれ」・・・山口ひろみ
「雪が降る」・・・・竹島宏
「喜寿祝い」・・・・千昌夫
「一之森大湖です」・・一之森大湖
「圭子の夢は夜ひらく」・・川中美幸
「愛の水中花」・・・藤井香愛
「出張物語」・・・・川中美幸&一之森大湖
「味噌汁の詩」・・・千昌夫&一之森大湖
「ごめんね」・・・・竹島宏
「螢子」・・・・・・三山ひろし
「戻っておくれ」・・一之森大湖
「望郷酒場」・・・・千昌夫&彩青&谷島明世
「いごっそ魂」・・・・三山ひろし
「抱きしめてジルバ」・・竹島宏
「旅の終わりに」・・・一条貫太
「母恋吹雪」・・・・・彩青
「別れのブルース」・・川中美幸
「恋問海岸」・・・・山口ひろみ
「幸せに遠い岬」・・瀬口侑希
彩青はちょっと太ったか。それはいいけど歌はますます師匠の細川たかしに似てきた、っていうかもうほとんど同じになってきましたね。個人的には同じになることを目指さないで独自の個性を確立してほしい気もする。師匠と同じならファンは師匠の音源を聴けばそれでいいわけだし。いや師匠もいつかいなくなることを考えれば、同じであることが唯一無二の個性にもなるのか。
それはともかく、今回は一之森大湖(DAIGO)が中心に据えられた構成でした。前にも出ましたね。そのときは私も観覧に行ったときでした。
→NHK BSにて令和6年6月23日放送の「新・BS日本のうた」
正直言えばこのメンツなら彼ではなく川中美幸や一条貫太あたりにスポットをあててほしい気はするけど、彼が人気者であることは間違いないみたいですからね、歌が多少アレであってもNHKとしてはこのほうがいいんだろうし、お客さんも喜ぶ(?)んでしょうね。
一条貫太は出番が非常に少なくて残念。しかし「さらば青春」ではいつものド迫力の雄々しい歌唱と違った、まろやかなイケメン声での歌唱を披露してくれてたし、「旅の終わりに」では強力でありつつ哀愁を帯びるいつもの歌唱で持ち味を発揮してくれて、同世代の歌手とは一線を画すところをみせつけてましたね。はやくもっと売れてほしいものです。
ところで三山ひろしがちょこっとけん玉を披露して、DAIGOが「年末いつも盛り上がるやつですね」と言ってた、ということはやっぱり今年も紅白でけん玉やる気なのか。歌唱曲は「恋...情念」らしいけれど、あの曲をけん玉持ちながらやんの? 今回やった「いごっそ魂」とかならまだわかる気がするが・・・
紅白はまあ大みそかに(一応)チェックするとして、川中美幸はいつもどおりカッコよかったし、千昌夫は元気そうだったし、DAIGOの歌がやっぱりアレだったことを我慢すれば、いい内容だったんじゃないでしょうか。
来年もいい曲を聴かせてもらえることに期待しましょう。