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NHK BSにて令和6年7月7日放送の「新・BS日本のうた」

自民党の総務会長もやったという笹川尭とかぬかす元衆院議員が、少子化問題について

お金を出したら人口が増えると思ったら大間違いだ。そんなことはありえない。やっぱり男がしっかりしないといかん。あなたの子どもならぜひ産みたい。作りたい。(女性が)そういう気持ちになるような旦那が増えなきゃだめだ。みんな胸に手を当てて反省してください。子どもの少ない人は。

もちろん人間のことですから、子どもができない人もいる。しかし、その人はその人として働いて、世の中のために尽くしているからそれはそれでいいんだ。

やっぱり男がしっかりすれば、必ず女性は子どもをこしらえてくれる。頼まなくても、わが愛する主人のために子どもを産もうとなる。お金の問題ではない

と発言していたらしいですよ。

これは党の県連大会での発言だそうだから、ざっくばらんにホンネを、ほんとうに思っていることを気軽にしゃべったんであろう、と考えて間違いないでしょう。記者がいてもこんなこと言うくらいだから、記者がいない場所では「国民がバカだからテキトーにカネをばらまくだけで選挙が勝ててラクショーだぜ」くらいのことはぬかしているんだろうなあ。

朝日新聞デジタル「子どもの少ない人は反省を」 笹川尭元総務会長が自民会合で発言

しかしこれはあまりにひどすぎじゃないですか? 自民党はウソツキとバカと犯罪者の集団だとは知っていたが、これはまさに驚愕のバカさ加減。ぜひとも脳神経外科で脳のMRIと長谷川式認知機能スケールの検査を受けることをおススメしたい。ていうか88歳?もう公の場に出てこずおとなしく隠居してればいいのに。もはや絶句するしかない妄言。突っ込みどころが多すぎてもう開いた口がふさがらない、という反応の人が多いんじゃないか。

「お金を出したら人口が増えると思ったら大間違いだ」→いやいやいや、お前らが過去30年やってきた少子化対策は全部それだっただろ。カネをばらまく以外のことをお前らなにか考えて実行したか?

「男がしっかりしなきゃいかん」→ここまできてじぶんたちの失政を反省することもなく国民のせいにするわけ? しかも「しっかりしろ」などという精神論。「この人の子どもを産みたい」なんていう女性は昔と変わらずいっぱいいるんだよ。でも「この希望の持てない国でカネもないのでは子どもを持てない」と思って産むのを躊躇するんだろ。「子どもを産みたい、育てたい」という社会をつくるのがお前らの仕事、責任というもので、それをできなかったのはあっちに置いといて国民に責任転嫁かよ。いいかげんにしろ。

「反省してください、子どもの少ない人は」→国民には子どもを産み育てなければならないという義務や責任はない。お前ら政治家や国のために産み育てるわけでもない。なにを根拠に上から目線で「反省しろ」とかぬかすんだ? じぶんたちを王族だとでも思っているのか。反省が必要なのはお前らだろ。じぶんたちの無能無為無策を反省してからモノを言ったらどうだ。

「男がしっかりすれば、必ず女性は子どもをこしらえてくれる。頼まなくても、わが愛する主人のために子どもを産もうとなる。お金の問題ではない。」→いやいやいや、いまの日本では少なからずおカネの問題だろ。昔と違うんだよおじいちゃん。お前らのせいで日本は貧しくなったっていうのが実感できてないんだろうなあ。暇なんだからスーパーにでも買い物に行って世の中をみることを日課にしてみてはどうか。カネに困ったことがなく、いまの国民のくらしも知らないからこんなことが言える。みんな共働きしなきゃいけないくらい給料が少ないから子どもをもちにくいんだ、ってのがわかってないらしい。じぶんが子づくりしていたころは高度成長期だったから今の感覚がわからないんでしょうね。

それに、ほんとうにそうだと思っているのなら、いままで自民党政権がやってきた少子化対策はすべて間違っていたということになり、政策の大転換が必要になるはずで、じゃあお前はいったいなにしてたんだ、現役で議員やってるムスコに働かせればいいじゃないか、という話にしかならない。

まあ私と同じように「反省すべきはお前ら自民党だろ」と感じる人は多いと思うんですけど、それでも「消去法で自民党」とかノータリンすぎることをぬかしてこいつらに投票しちゃうからいけないんですよ。こいつらよりサイテーな政権なんかありえないですって。もしあったならそれはそれでまた選挙で交代させればいいだけ。イギリスなんかはポンポン変わっているじゃないか。日本もああいうふうにならなくてはいけない。

 

 

で、今回の「新・BS日本のうた」は、広島県東広島市での公開収録。作詞家の石本美由起の生誕100年特集。

出演は、

五木ひろし、由紀さおり、細川たかし、石原詢子、中村美津子、水森かおり、川野夏美、羽山みずき、三丘翔太、彩青。

すごく古い曲と印象薄い新曲で選曲的にはイマイチだった気がしたが・・・

今回の曲目は以下のようになっていました。

 

「人生一路」・・・・全員

「河内おとこ節」・・中村美津子

「長良川艶歌」・・・五木ひろし

「ソーラン渡り鳥」・・細川たかし

「おんなの海峡」・・・石原詢子

「愛傷歌」・・・・・・羽山みずき

「馬鹿っちょ出船」~「薔薇を召しませ」~「こんなベッピン見たことない」~「燃える赤ヘル僕らのカープ」・・川野夏美&三丘翔太

「十代の恋よさようなら」・・彩青

「さだめ川」・・・水森かおり

「逢いたいなァあの人に」・・由紀さおり

「長崎のザボン売り」・・全員

「憧れのハワイ航路」・・五木ひろし&細川たかし

「逢いたかったぜ」・・・五木ひろし

「港町十三番地」・・・・水森かおり

「ひばりのマドロスさん」・・石原詢子

「白いランチで十四ノット」・・川野夏美

「哀愁波止場」・・・・由紀さおり

「悲しい酒」・・・・・美空ひばり(映像)

「ひろしまの母」・・・由紀&中村&石原&水森&川野&羽山

「矢切の渡し」・・・・細川たかし

「柿の木坂の家」・・・五木ひろし

「人それぞれに」・・・中村美津子

「さらば桜島」・・・・彩青

「人生は素晴らしい」・・由紀さおり

「男船」・・・・・・細川たかし

「ひろしま雨情」・・五木ひろし

 

石本美由起特集はちょっと曲が古いのが多かったですが、名曲を名人が歌うのをいっぱい見られてよかったんじゃないでしょうか。前回のような地元出演者の登場がなかったのが残念。手抜きすんな。

三丘翔太と川野夏美は「懐メロボーイ&ガール」でセットで出ることが多いですね。ふたりとも上手いからそれはそれでいいんだけど、NHKはこんなふうにいいように使うんならちゃんと持ち歌もやらせてあげなさいよ。

で、今回は五木ひろしや細川たかし、中村美津子や彩青などが新曲を歌ってくれたんですけど、一発で「おお~!」って感激しちゃう曲はなかった。彩青の「さらば桜島」は弦哲也先生の曲なのか。う~んとくに悪くないがものすごくいいわけでもない気が。彩青の歌唱が「上手いけど耳に引っかかるフックがない」っていうのも影響しているかな。たとえば清水博正みたいな、嫌いな人は聴くに堪えない、好きな人は病みつきになる、っていうくらいの個性的な「味」というものがあってほしい。しゃべり方がまるっきりオッサンそのものなところは猛烈に個性的だけど、歌に関しては(猛烈に上手いけれど)現時点ではそれほどでもない気がする。師匠の細川は最近は「とにかくウルサイ」ってのが唯一無二の味になってきてますけどね。それはそれで。

 

ところで新曲といえば、まもなく石原詢子の新曲「風花岬」が発売に。前作「五島椿」が最高すぎただけに、どうかなあ~と思っていたんですけど、先日ラジオで聴いた限りでは「こんども最高じゃないか!」としか言いようのない素晴らしい曲でした! 今回も本人の作詞作曲だそうで、いやあひょっとして天才なのでは?

Amazon.co.jp 風花岬 (特典なし)

これについては予約してあるので聴いたら感想を書いてみようと思います!

 

といったところで今回は短いですがこれくらいで。来週は再放送回みたいなのでお休みします。

令和4年6月12日のNHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」

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