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NHK BSにて令和6年6月2日放送の「新・BS日本のうた」

アメリカのトランプ前大統領が不倫相手への「口止め料」を不正に処理したという罪で有罪を言い渡されたそうですね。

陪審員が(たぶん)正しい判断をしてくれてよかった。ひょっとしてトランプ側が陪審員を買収したり脅したりとかいうことがあるんじゃないかなどという心配をしていましたが、アメリカの司法はそういうことは起こらないように配慮されているのかな?不勉強でそのへんはよく知らない。調べてみよう。

そしてトランプは予想通り、自分に都合の悪いこと言われると必ず言う一つ覚えのお決まりの「不正だ」というセリフを吐いて判決を批判、控訴するらしい。

有罪判決を受けても大統領選には出て、しかもそれでも選挙が接戦になるってのはたぶん変わらないだろう、というのは我々日本人の感覚からすると理解できないですが、それだけ既存の政治家やいわゆる「エスタブリッシュメント」への反発をつよく覚える国民が多いということなのか。

いやしかし、トランプもすでに既存の支配階級の人間なんじゃないのか? もともとものすごい金持ちの家に生まれたし、庶民の気持ちがわかる人間だとはとても思えない。バイデンやオバマは少なくとも経歴だけみれば「たたき上げ」で、「既存の支配階級」がイヤというのなら選ぶならそっちのほうがいいのでは?

8年前はトランプも政治経験がなかったから「なにかやってくれるかも」と期待できたのかもしれませんが、結局ただ単に自分の権力欲と名誉欲を満たすことしか考えてないただのidiotでありliarだったってのが4年間でハッキリしたでしょ。それに近影をみたがほんとものすごく老けて、もうただのおじいちゃんになったし。アメリカ国民はいったいなにを期待してあいつに投票しようというのか。まあおじいちゃんという意味ではバイデンも同じか。

しかしトランプを選ぼうとするアメリカ人のことをバカにする資格は日本人にはありませんね。政権政党である自民党の奴らが全員トランプと同じ、カネと選挙のことしか頭にないidiotかつliarだってのはもう全国民が身に染みてわかったはず。それでも3割くらいが自民党を支持してるってんだからunbelievableすぎる。「消去法で自民党」とかアホすぎる妄言をぬかして「エスタブリッシュメント」に政権を渡し続けた結果がいま沈みゆく日本国なのに、それでも「エスタブリッシュメント」に投票しようとする。ただ政治家のムスコに生まれたというだけの無能が世襲で議員になれるとか、ちゃんと選挙やってるのにマジで信じられない。政治は歌舞伎みたいに誰がやっても同じっていうものではないのに。我々国民のレベルが低いからレベルの低い政治家しか生まれない。

アメリカの大統領はアメリカ人が決めるからどうしようもありませんが、日本の政治家は我々が選べるのですよ。「消去法」でidiotやliarを選ぶとか正気ですか? とりあえずなんでもいいから自民党以外の政権を選ぶべきです。まっさきに消去すべきは自民党です。

 

それはともかく、今回の「新・BS日本のうた」は、千葉県東金市での公開収録。

出演は、

津吹みゆ、真田ナオキ、山西アカリ、辰巳ゆうと、朝倉さや、新浜レオン、田中あいみ、木川尚紀、戸子台ふみや、梅谷心愛、普天間かおり。

若手歌手オンリーのメンバー構成は良かった!しかし・・・

今回の曲目は以下のようになっていました。

 

「若いってすばらしい」・・全員

「熱き心に」・・・・・辰巳ゆうと

「魅せられて」・・・・津吹みゆ

「東京ブギウギ」・・・山西アカリ

「東京節」~「私の青空」・・戸子台ふみや

「リンゴ追分」・・・・梅谷心愛

「東京砂漠」・・・・・真田ナオキ

「ドーナツ」・・・・・朝倉さや

「下手くそな生き方だけど」・・木川尚紀

「若き獅子たち」・・・新浜レオン

「ラヴ・イズ・オーヴァー」・・田中あいみ

「Wonderful World」・・・普天間かおり

「タイムマシンにおねがい」・・・全員

「リンゴの唄」・・・・・戸子台&梅谷&朝倉

「朝はどこから」・・・・木川&津吹

「嵐を呼ぶ男」・・・・・真田&新浜&辰巳&木川&戸子台

「ルイジアナ・ママ」・・辰巳&新浜

「悲しき街角」・・・・・田中&戸子台

「こんにちは赤ちゃん」・・朝倉&津吹

「浪曲子守唄」・・・・・辰巳&真田

「いいじゃないの幸せならば」・・山西&梅谷&田中

「恍惚のブルース」・・・山西&梅谷&田中

「学生時代」・・・・・全員

「パラダイス銀河」・・全員

「DAIMONDS」・・・全員

「酒よ」・・・・・・・真田&辰巳

「First Love」・・・・・津吹&山西&田中&朝倉&梅谷

「One More Time,One More Chance」・・木川&真田&戸子台&辰巳&新浜

「あの時君は若かった」・・全員

「ハレルヤ」・・・・普天間かおり

「迷宮のマリア」・・・辰巳ゆうと

「246」・・・・・真田ナオキ

 

出演者は若手歌手ばかりで、いつも必ずいるいわゆる「大御所」クラスはゼロ。これが常態で、大御所がくるのがたまに・・・っていうくらいになってほしいんですけどね、業界の構造的にそういうのはムリなんでしょうね。

なのでメンバー構成自体は良かったんですけど、選曲というか構成はなあ・・・・。歌手たちは悪くないパフォーマンスをみせてくれていたけど、ひたすらメドレーで全体的に非常に散漫な印象になってしまった。じっさいのところ「First Love」なんかは「宇多田ヒカルってほんと凄かったんだな」としか思えなかったし、「酒よ」なんかは真田ナオキにとっては師匠の大事な曲でサビだけ歌ってすますようなもんじゃないだろうしあれだけでは聴く側もなんか消化不良すぎてせっかくの名曲が台無し。

せっかく若手を集めたんだから、全員が代表曲もしくは新曲を歌うようにすればよかったのに。そのほうが各自の持ち味を出せて良かったのでは。そうするとお客さんは知らない曲が多くなって「つまらなかった」となるかもしれないけれど、それを恐れていてはいつまで経っても世代交代していかない気がする。全員が持ち歌1曲やっても10曲くらいでしょ。それならほかに「名曲」をやる時間も確保できるはず。「名曲」をやる時間が長すぎるんだな。新浜レオンも西城秀樹をやるより「捕まえて、今夜。」やったほうが100倍盛り上がったはず。

 

そんななかで別格の存在感をみせたのは津吹みゆと真田ナオキだったかな。津吹は残念ながらじぶんの曲はナシでしたが、真田は最新曲「246」を歌唱。「246」って言われても地方の人は「?」ってなるであろうところだけはちょっとどうなのって感じです(この曲の「246」は番組でも説明されていたとおり、東京から静岡まで続く大幹線道路、国道246号線)が・・・

 

Amazon.co.jp 246(駒沢通り盤)

それ以外は曲も完璧、歌唱も完璧。吉幾三はやはり天才コンポーザー。

 

圧倒的にキャッチーなサビと、圧倒的個性をすでに完成させているダミ声ヴォーカルが完璧にマッチしている素晴らしい曲。「恵比寿」といい「渋谷で・・どう」といい、真田ナオキはこの都内の土地モチーフ路線で行くのか。「二子玉ブルース」とか「中目黒で飲もうぜ」とか「世田谷線慕情」とか?

いずれにしろこれはカッコいい曲!このへんで大ヒットを飛ばして同世代の若手を引き離してほしい!

 

といったところで今回はこのへんで。次回放送分は小林幸子の60周年特集か。名曲がたくさん聴けるみたいで楽しみ!

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