加藤厚労大臣が、新型コロナの感染法上の扱いを「季節性インフルエンザと同じ分類」への引き下げも含め、見直しに向けた議論を早期にすすめていく考えを示した、というニュースがありました。
いやいやいや、遅すぎるよ。オミクロンがインフルエンザと同等もしくはそれ以下っていう危険度だってのはもうずっと前からわかっていたのに。たしか9月の時点で「高齢者の重症化率は季節性インフルより高いから5類への引き下げは現時点では現実的でない」とかぬかしてたと記憶してるけど、そのときに「現実的でない」と言ってたものが今になってなんで変わったの?
とにかくやることが遅い。自分たちの利益のためにコロナを終わらせたくない「専門家」は(テレビにいつも出てる医者だのを信用してはいけませんよ。ほんとうにコロナ患者が多くてたいへんな状況ならテレビなんぞに出てしゃべってるヒマはないはず)「オミクロンは弱毒化した。しかし高齢者や持病のある人は重症化率が高い」とか言って「コロナはまだまだ怖いんだ!」とアピールするけれども、高齢者や病気もちの人がより危ないのはどんな病気も同じでしょ。高齢者や病気持ちはすべての感染症を恐れて引きこもっていなければいけないのか?
私の亡父は庭木を手入れしてて木から落ちて骨折、そこから歩けなくなって体力も低下、するともともと持ってたいろんな病気も悪化して亡くなりましたが、若い人間だったらそうはならなかった。ケガだの病気だのってのはそういうもんでしょ。でもだからって高齢者の自由を奪ってもいいの? たとえ病気のリスクがあったとて好きなことやりたい、タバコも吸いたきゃ酒も飲みたいでしょ。老い先短いとわかってりゃあなおさら。今のコロナ対策は、庭の手入れが好きだった私の亡父に「高齢者には危険だから庭木の手入れなんぞするな!」と言うようなもので、とにかく「コロナに感染しない」ことを最優先に、高齢者の自由や楽しみを奪っている。
私の亡父に「危険だから庭いじりすんな」と言って、もし本人が言うこときいてな~んにもしないで室内に閉じこもる生活をしていたら、骨折はしなかったとしても活動しなくなったことによるフレイルが原因で命が縮んだかもしれないし、生活の質も下がったでしょう。それって幸せなことなんですかね。ケガを恐れてやりたいこともやらせてもらえない生活を80過ぎて強いられたら、私なら「どっちにしろもうすぐ死ぬんだから好きにさせろ!」って怒ると思います。病気にならないようにするのは元気に幸せに生きるのが目的であるはずなのに、今は「(ほとんどただの風邪の)コロナにかからないため」に幸せを放棄させられてる。バカバカしすぎる。
そう考えると、ほとんどただの風邪になったコロナを恐れて高齢者の自由や幸せを奪っている現在のコロナ対策は一刻もはやく全部やめるべき。高齢者施設Hが入居者の面会だの外出だのを制限するのは現段階に至ってはもはや「人権侵害」と言えると思う。
ともかく、今となっては重症化率がトータルでは何百分の一っていうくらいになったコロナを「それでも怖いんだ!」って煽りまくって国民の自由と幸せを妨害してまでも自分たちの利権や小遣い稼ぎを守ろうとする「専門家」のツラをテレビとかで見るともう吐き気しかしてこない。加藤は「議論を早期にすすめていく」とかのんきなこと言ってないで一刻も早く5類へ下げろ。5類にすりゃあ「医療の逼迫」なんぞにはならないんだし、早く治療薬も普及させろ。そのへんを命がけで急いでやってるように見えれば「加藤、やるじゃないか」ってなるかもしれませんけどねえ。どうせ口だけでなかなかやらねえんだろうなあ。
で、今回の「新・BS日本のうた」は、神奈川県大和市での開催。
出演は、
五木ひろし、三船和子、中村美津子、島津悦子、藤あや子、長保有紀、山内惠介、丘みどり、三山ひろし、純烈。
NHKもいいかげんにアクリル板使ったりするのやめたら?
今回の曲目は以下のようになっていました。
「霧の摩周湖」・・・山内惠介
「硝子坂」・・・・・丘みどり
「逢いたいなァあの人に」・・藤あや子
「大田ブルース」・・長保有紀
「俺たちの旅」・・・純烈
「だんな様」・・・・三船和子
「男じゃないか」・・島津悦子
「バス・ストップ」・・三山ひろし&純烈
「涙の連絡船」・・・中村美津子
「汽笛」・・・・・・五木ひろし
「それは恋」・・・・丘みどり
「恋あざみ」・・・・中村美津子
「情炎」・・・・・・藤あや子
「みだれ髪」・・・・丘みどり&藤あや子&中村美津子
「男はつらいよ」・・純烈
「浪花節だよ人生は」・・中村&藤&丘&純烈
「旅姿三人男」・・・五木&三山&山内
「流転」・・・・・・五木ひろし
「一本刀土俵入り」・・山内惠介
「雪の渡り鳥」・・・・三山ひろし
「名月赤城山」・・・・三山ひろし&山内惠介
「旅鴉」・・・・・・・五木ひろし
「絆~きずな」・・・島津悦子
「北国街道」・・・・長保有紀
「夫婦ほたる」・・・三船和子
「北前船」・・・・・五木ひろし
比較的年齢層の高い出演者が揃って、オーセンティックな演歌がいっぱい聴けて満足。股旅はあんまり好きじゃないので個人的にはいらなかったと言えばそうなんですけど。中村美津子と丘みどりと藤あや子の共演は良かったなあ。
そういうわけで番組の内容には文句ないけど、さっきのコロナ対策の話の流れで言うと、歌手が何人か並んで出てきたときにいちいち使ってるアクリルボードみたいなのが気になってくる。
今となってはあれももう不要でしょ。最近のこの番組はひたすら淡々と歌を聴かせる構成が多くて、歌手同士が面と向かってベラベラ話す展開は少ないし、そもそもコロナはエアロゾルでも感染するんだから、アクリル板に意味ないのは明らか。
エアロゾルといえば、エアロゾル感染はマスクでは防ぎきれないっていう話なのに、それでもいまだに客にマスク強要してるのも「まだやってんの?」っていう話では。
それによく見るとバックで演奏してる人たちも、口で吹く楽器の人以外はみんなマスクしてる。いやいやいやあの人たち一言もしゃべらないでしょ。マスクする必要ある? 口から力いっぱい息を吐く楽器をやって飛沫出しまくる人がマスクしないのに、飛沫なんかほとんど出さない人たちがマスクしてる。どう考えても無意味。
しかも出演してる人たちは当然のことながら、観に来ている人たちも健康で咳とかも出てない、つまりもしウィルス持ってたとしても無症状の人たち。無症状の人からウィルスをうつされる確率は有症状の人からの場合よりも圧倒的に低いってのもわかっていることで、そのうえ現在のオミクロンは症状が出たとしても超高確率で「ただの風邪」で済む。そんな状況で演奏者や客がマスクしたり、歌う人のあいだにアクリル板置いたりする必要ある?
そんな無意味なコロナ対策をやめないのは、やめると「なんでマスクしてないんだ!」とか喚きだすアホな視聴者とかがいるから、ってのもあるんでしょうけど、だからこそ一刻も早く政治が「コロナはもう怖くない。マスクは任意でいい」ってはっきり言ってくれないと。詐欺集団自民党をいまだに支持してる国民が3割以上もいることからもわかるように、お上の言うことは盲目的に信じる奴隷根性がしみついた国民性だから、お上がそう言ってくれれば「そうか!」という国民が増えて「コロナはもう終わり」という意識が形成されていくでしょう。そうなればNHKもこんなコロナ対策はやめられる。
もういいかげん「マスクしろ?しようがしまいが自由だろ」っていうふうになって、マスクを強要するお店や施設だのが批判される世の中に変わっていってほしいものです。