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令和4年5月8日のNHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」

自民党の麻生副総裁が、ロシアについて「西(のウクライナ)に行ったけど、東(の日本)に行かないという保証はない」と講演で述べ、防衛力強化の必要性を訴えた、という記事をみました。

ロシアがこれからどんな暴走をするか、そんなことは国民の多くがすでに心配してることで、それでそれをどうするつもりなの?っていうところを聞きたいですが、いろいろおかしいというか、しょうがねえなあ、という感じ。何十年も政権与党にいた人、しかも元首相の発言としては違和感しかないですね。

あんたがた自民党の奴らが何十年もまともに仕事してこなかったから国力が右肩下がりになり、国際的な地位が下がったせいでそんな心配をしなくちゃならなくなったんだろ。経済力も技術力も斜陽、資源も食料も自国だけではどうにもならない日本がカネかけて軍備を増強したところで、もし戦争になったら絶対に勝てはしないでしょ。そのへんについては無策なくせに、核兵器持とうとか国防費をもっと使おうとかそんな話ばっかりしてる。そっちのほうが頭使わなくて済むからなんだろうなあ。

核を持とうとか国防費を倍にしようとか言う前に、食料や資源の自給の問題に向き合い、外交に精を出すべきなのでは。アメリカに右へ倣えで外交官追放したりしてるけど、それはアメリカだからできることでしょ。経済制裁はやるべきだろうけど、今の日本はそんなに強くないんだから、話をする余地は残しておくべきでは?ロシアが攻めてくるリスクをわざわざアップさせているのはあんた方でしょ。「保証はない」と言う前に、その保証を引き出す努力をしたらどうなのか。まるで他人事のような物言い。

同じ自民党の人間で長いこと総理総裁をやった安倍元首相は、「外交の安倍」とか言われ、プーチンとも27回も会見し、「ウラジミール」「シンゾー」と呼び合う仲になった・・・んじゃなかったのか。それがほんとうなら、自己主張したい安倍元首相なら絶対にとっくに「ウラジミールに電話して攻撃を中止するように言った」とかアピールするはずですが、そんな話はまったく出てこないのはいったいなんなの。これはまさに「外交の安倍」がまともに仕事してこなかった証拠でしょ。フランスのマクロンは何度もプーチンと電話で話してるのに。この差はなんなのか。まともに外交を重ねていたなら「東に来ないとも限らない」などという頼りない言い方しかできないなんてことにはならないはず。外交ってのはそのために普段から積み重ねることじゃないのか。

「この国を、守り抜く」などというしらじらしい公約を掲げながら、拉致問題も北方領土問題もな~んにもすすめられなかったのが自民党政権。それを考えると、自民党の人間が「ロシアも中国も北朝鮮も怖い!核共有!国防費倍増!」とかぬかすのを聞くと猛烈に腹が立ってくる。あんたがたのせいでリスクが高まってるんだろ。カネ使うことだけは一生懸命だな。外交に限らず日本がいま抱えてる問題のほとんどは長年政権を担ってきた自民党政権の無能や怠慢のせい。いつまで彼らに投票する気ですか?

 

で、今回の「新・BS日本のうた」は、大阪府大阪市での開催。

出演は、加藤登紀子、香西かおり、丘みどり、川野夏美、北山たけし、大江裕、工藤あやの、津吹みゆ、羽山みずき、三丘翔太、木川尚紀。

みちのく娘!が見られて満足!

今回の曲目は以下のようになっていました。

 

「雨の御堂筋」・・・・丘みどり

「雨に咲く花」・・・・大江裕

「ふるさとの山に向いて」・・木川尚紀

「大阪暮色」・・・・・工藤あやの

「僕は泣いちっち」・・三丘翔太

「渡り鳥いつ帰る」・・川野夏美

「愛のメモリー」・・・北山たけし

「大阪つばめ」・・・・津吹みゆ&羽山みずき

「無言坂」・・・・・・香西かおり

「この空を飛べたら」・・加藤登紀子

「願い星」・・・・・・大江裕

「博多ぶるーす」・・・北山たけし

「おてもやん」・・・・みちのく娘!

「片想い」・・・・・・みちのく娘!

「かおりとみどりの河内音頭」・・香西かおり&丘みどり

「悲しみにさよなら」・・香西かおり&丘みどり

「旅の夜風」・・・・・川野夏美&三丘翔太

「波浮の港」・・・・・川野夏美&三丘翔太

「誰か故郷を想わざる」・・川野夏美&三丘翔太

「兄弟仁義」・・・・・北島兄弟

「ブルー・シャトウ」・・北島兄弟

「麦の唄」・・・・・・加藤登紀子&木川尚紀

「江の川挽歌」・・・・全員

「壇ノ浦恋歌」・・・・津吹みゆ

「こころ町」・・・・・羽山みずき

「恋町しぐれ」・・・・香西かおり

 

「雨に咲く花」って100万枚も売れたのか。知りませんでした。オリジナルは戦前に発売されたものの日中戦争がはじまって、歌詞が女々しいから戦時にこんなもん聞いちゃダメという理由で発禁になったという曲ですね。それで昭和30年代にリバイバルヒット。先進的すぎたということなのか。

こういう話を聞くと、昭和時代に先進的過ぎて評価されなかった曲が令和の現代において再評価されリバイバルヒット、っていうのももっと出てきてよさそうな気がしてきますね。しかし歌詞の問題で言うなら、こういうふうに「昔はダメだったけど今ならイケる」という流れでヒットするってのは現代では期待できないのかも。男尊女卑が基本だった昭和の古い価値観は徹底的に否定される(否定しなきゃならない)世の中になりましたからね。歌詞の二人称が「お前」っていうだけで文句言われちゃう時代。息苦しいなあ。そんなんではつまらない曲ばっかりになるのは当たり前。当たり障りのないことしか歌えませんからね。

 

それはともかく、丘みどり、さらにみちのく娘の3人も出演ということで楽しみにしてました。丘みどりと工藤あやのの超カッコいい最新曲は聴けなかったけれども、津吹みゆと羽山みずきは新曲を披露してくれてよかった。羽山の「こころ町」は最初に聴いたときはあまりに地味で平板な印象でイマイチだと思ったものの、聴きこむと味が出てくるスルメ曲、スルメ歌唱。この味が唯一無二の魅力なんだなあ。


みちのく娘!の「らしさ」があふれるパフォーマンスだった「おてもやん」もよかったし、丘みどりの「雨の御堂筋」はカッコよすぎた。いい内容でした。

といったところで今回はこのへんで。また来週です!

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