最近のマスコミ報道はウクライナ戦争一色で、国内の政治の話題はあまり出てきませんね。
もちろんウクライナ戦争も「自由主義陣営VS専制主義陣営」、「日本の隣国であるロシアが無法な侵略をはじめた」ととらえるなら日本にとっても他人事ではないのは明らかで、つねに関心をもって情報に接しなければならないのは当然ですが、国内の政治家がちゃんと仕事してるかっていうのもちゃんとチェックしなければならない。それがマスコミの使命だし、主権者たる国民の義務のはず。
政局になったりだれかの不祥事が出たり選挙間近になったりするとテレビに出てきて政権を擁護しまくる「政治ジャーナリスト」を自称する自民党政権の太鼓持ちオジサンのカオも最近はあまり見ませんね。元気なんだろうか。彼のカオを見ないってことは良くも悪くも政界では大きな動きがないってことなんだろうけど、不祥事が出てこない(あるけど出てこない・出さないっていうだけなんでしょうね)のはイイとしても、岸田政権をみてると「仕事してない」ようにしか見えないんですよねえ。
コロナがいまだ終息がみえないなか重要ポストであるはずのワクチン担当相を官房長官が兼任。それどころか「拉致問題担当」も官房長官が兼任。バカなんじゃないの。官房長官はそんなにヒマでラクなポストなのか。二言目には「拉致問題には時間がない」とかぬかすくせに、解決するつもりなんか1ミリもない証拠なのでは。このふたつのポストはいてもいなくても同じだった(そもそもそれ自体どうでもよかった)「五輪相」なんかとわけが違うでしょ。
そんなだからなにがあっても「緊張感をもって注視」しか言えないんだろうなあ。「注視」するだけが仕事なら、そりゃあいくらでも兼任できるわな。なんかやるとしても「ワクワク割」だの給付金だののバラマキだけ。
そんなんじゃなくて、国民が「そこまでやるのか!」ってビックリするような、「これは世の中を変えてくれるかも!」っていう改革をしてほしいんだよなあ。このままでは他国に侵略される前に少子高齢化で国が亡びるのは目に見えてるわけで、そこをなんとかしてくれる政権が必要なのに。
しかし岸田は、「改革」をヘタにやると政権へのリスクになるということを知ってるから、あえてなにもしない。なにもしないでじっと「注視」してれば成果も出ない代わりに失敗もしない。すると国民の話題にのぼらない。話題にならなければ国民はなんとなく「うまくやってるんじゃない?」という印象をもち、政権の支持率がキープされる・・・
それが自分たちの権力基盤を強固にする最も良い方法だと思ってるんじゃないのか、という気しかしませんね。いやいやいや、死ぬ気で仕事するつもりがないんなら辞めてくれないかな。「注視」するだけが仕事だなんて、窓際族か。今どきの言葉で言えば「働かないおじさん」か。
民間企業であればそんな経営陣がいたら株主がやめさせるわけで、仕事しない政治家も我々国民が選挙で落とすことでやめさせるべき。どうせ参院選ではな~んの実績もないくせに「これからやります」って言うんでしょうが、そんなのに騙されてはいけませんよ。どうせやらないんだから。
それはともかく、今回の「新・BS日本のうた」。録画にてチェックしましたのでまたまた記事更新が遅くなりました。
愛知県大府市での開催。
出演は、小林幸子、大月みやこ、美川憲一、細川たかし、山川豊、鳥羽一郎、原田悠里、中村美津子、秋元順子。
大ヒット曲をもつベテラン揃いで安定の内容
今回の曲目は以下のようになっていました。
「心のこり」・・・・細川たかし
「さそり座の女」・・美川憲一
「河内おとこ節」・・中村美津子
「女の港」・・・・・大月みやこ
「男の港」・・・・・鳥羽一郎&山川豊
「アメリカ橋」・・・山川豊&鳥羽一郎
「マディソン郡の恋」・・秋元順子
「木曽路の女」・・・原田悠里
「越後絶唱」・・・・小林幸子
「ああ上野駅」・・・細川たかし
「花街の母」・・・・中村美津子
「かえり船」・・・・鳥羽一郎
「港町十三番地」・・細川たかし&鳥羽一郎&中村美津子
「赤いグラス」・・・山川豊
「ラブユー東京」・・美川憲一
「グッド・ナイト・ベイビー」・・秋元順子
「伊勢佐木町ブルース」・・美川憲一&秋元順子&山川豊
「いいじゃないの幸せならば」・・原田悠里
「この世の花」・・・小林幸子
「折鶴」・・・・・・大月みやこ
「女心の唄」・・・・大月&原田&小林
「青空の破片」・・・小林幸子
「なぎさ橋から」・・秋元順子
「北の果て...」・・・大月みやこ
全員が超有名な代表曲をもつベテランということで、安心してみられる内容でしたね。驚きや新鮮味といったものはなかったけど、たまにはそれもいいんじゃないでしょうか。大月みやこの「女の港」に続いて鳥羽一郎が「男の港」を歌うってのはありそうでなかった展開でよかった。
大月みやこの新曲「北の果て...」は初めて聴きました。
今回は岡千秋先生の曲か。いつも思うけど、どんな曲を歌っても完璧に「大月みやこの曲」になっちゃう、まさに唯一無二の味の濃い歌唱はほんとに凄い。好みじゃないっていう人にはその味は濃すぎて飲み干すことができないけど、好きになればいくらでもいけちゃう。私はもちろん後者。
曲という素材がどんなものであっても剛腕で味付けしちゃうから、なにを歌ってもカッコよくなっちゃう。もはや曲がどうとかいうのはどうでもいいという話になる。現在の演歌界でその域に達してるのは大月みやこと大川栄策くらい、っていう気がします。
といったところで今回はこれまで。来週は「選」のようなのでお休みです。