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令和2年4月19日放送のNHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」

新型コロナウィルスの影響で生活が困窮する国民を救うために政府が国民ひとりひとりに配るという「10万円」について、経済同友会とかいう経済団体の代表幹事をつとめる損保会社の経営者が「電子マネーでの支給が望ましい」と発言したそうですね。

要は、貯蓄にまわらずに消費に使われることが望ましいということを言いたかったようです。

すでに各方面から批判されまくったようですが、私もきいた瞬間に「正気なの?」と思いました。

そもそも消費喚起のための施策じゃないのに。生活苦の人をとりあえず救うことと、「10万円ずつあげますから私権の制限と収入減を堪えてください」というカネなわけでしょう。それに、国民みんなが「いつまでこれが続くんだろう」と不安をかかえているなか、それを貯蓄に回すことのどこに問題があるのか。

こんなことは大部分の国民は理解していることだと思うんですが・・・これはやっぱり、いまのところ自分は1ミリも困ってないから、下々の人間の生活苦が想像できないから、危機感がないからこういう発言が飛び出るんでしょうね。そう考えると根っこは安倍首相の「貴族動画」と同じなのかも。

世襲政治家もそうだけど、サラリーマン経営者なんてのは誰でも務まっちゃうんだなあと改めて思い知らされますね。ヌルヌルな業界で長年サラリーマンをやってきたからこんなふうになっちゃったんでしょうね。内輪で言うだけにしておけばいいのに記者にこんなこと言っちゃって、どうなるか想像ができなかったのかなあ。その想像力がないというだけでもう経営者失格なのでは。

 

それはともかく、今回の「新・BS日本のうた」は、「大御所激突!演歌名人戦!八代VS天童VS細川VS長山」。

出演は、出光仁美、椎名佐千子、田川寿美、タケカワユキヒデ、辰巳ゆうと、天童よしみ、中澤卓也、長山洋子、細川たかし、八代亜紀。

3月26日に埼玉県新座市で収録されたものです。

ベテランが揃って、名曲もたくさんで安定した内容だったが・・・

今回の曲目は以下のようになっていました。

古今東西名曲特選

「逢いたいなァあの人に」・・・長山洋子

「心凍らせて」・・・・・・・・中澤卓也

「酒場川」・・・・・・・・・・田川寿美

「あなたにあげる」・・・・・・出光仁美

「ふたりのラブソング」・・・・椎名佐千子&中澤卓也

「花になれ-うめ さくら あやめ あじさい ひがんばな-」・・田川寿美

名曲の輝き

「ビューティフル・ネーム」・・タケカワユキヒデ

「銀河鉄道999」・・・・・・・タケカワユキヒデ

特報★新曲情報

「日の出前」・・・・・・・・・天童よしみ

「センチメンタル・ハート」・・辰巳ゆうと

スペシャルステージ

「北海の満月」・・・・・・・・細川たかし

「時の流れに身をまかせ」・・・長山洋子

「別れの一本杉」・・・・・・・八代亜紀

「やっぱ好きやねん」・・・・・天童よしみ

「鷗...カモメ」・・・・・・・・長山洋子

「窓の外の女」・・・・・・・・八代亜紀

「芸道一代」・・・・・・・・・天童よしみ

「古城」・・・・・・・・・・・細川たかし

「望郷ひとり泣き」・・・・・・長山洋子

「珍島物語」・・・・・・・・・天童よしみ

「北酒場」・・・・・・・・・・細川たかし

「舟唄」・・・・・・・・・・・八代亜紀

特報★新曲情報 PARTⅡ

「丹後なみだ駅」・・・・・・椎名佐千子

「明日に生きる愛の歌」・・・・八代亜紀

 

大御所級が何人もいて、必然的に名曲もいっぱいありますから安心してみていられる内容でした。

不満を述べるとすれば、「心凍らせて」を聴かせてくれるんなら、高山厳本人を呼んでほしかったなあ。中澤卓也の甘~い声も魅力的ではあるけれども、この曲はやっぱり高山厳のジッメジメに湿った、どうしようもないせつなさのあふれ出るあの声、あの歌唱が唯一無二なんだよなあ。

 

逆に「ビューティフル・ネーム」「銀河鉄道999」はオリジナルの本人ではなくきちんと歌える若手にやらせるべきだった。言いたくないがタケカワユキヒデはもうステージからは引退して作曲とかで頑張ったらどうか。

トシで声が出ないのはある程度仕方がないとしても、それ以前にどう聴いてもきちんと練習してきているようには聴こえないんだよなあ。そこが我慢できない。細川たかしや八代亜紀も年齢的にはあまり変わらないはずだけど、「全然トレーニングしてねえだろ」と言いたくなるような衰えを感じることはないわけで・・・。

長山洋子が乳がんの手術から復活

乳がんの手術・療養から帰ってきた長山洋子が出演。みた限りでは以前とかわりない様子にみえて、とりあえずよかったなあ。髪型を変えても相変わらずの美人。

門倉有希の「鷗...カモメ」は彼女にビッタリハマっていてカッコよかった。門倉バージョンもものすごくカッコいいけど全然負けてない。ぜひともCDとかに入れてほしい。あるのかな?探してみましたがどうやらない模様です。

 

それと、長山洋子の津軽三味線のお師匠さんである澤田勝秋氏が弾くところを久しぶりにみられたのもよかった。もうけっこうなお年だと思うんですがお元気でなにより。

あの無表情なのかうっすら笑顔なのかよくわかんない表情をまったく変えずにクールにプレイするところが徹底的に渋い。

もうちょっと三味線がよくきこえるようにアレンジしてくれていたらもっと良かったかな。

 

元気になったということで、ここらで「夜桜ブルース」に続く新曲を期待したいところ。

個人的にはまた三味線立ち弾き演歌を期待!。澤田勝秋先生とのツイン三味線の掛け合いが聴けるロングバージョンとかを入れたりしてくれれば、シングルが3000円でも買いますけどねえ。

 

といったところで今回はこのへんにしておきます。

来週は過去の放送分の再放送なので記事はお休みします。

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