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今週聴いたもの:2023年3月30日~4月5日

アメリカのトランプ前大統領が2016年の大統領選前、不倫してた仲のポルノ女優に口止め料として渡した金を不正に処理していた等の容疑で起訴された件。トランプは予想通り「魔女狩りだ」「政治的迫害」「選挙妨害」などと反発、支持者に「抗議しろ」などと呼びかけていますね。

トランプが政治家としてはゴミ並み、ただ私欲のためだけに大統領になっただけのクズってことはこないだの4年間で明らかになったと思うんですけど、こんな野郎の戯言をいまだに信じて支持する人はまだまだ多いらしい。いまだに詐欺集団自民党を支持する人が3割だか4割もいるっていう日本となんだか似ていますねえ。イギリスなんかはジョンソンがちょっとウソついただけで野党や国民のみならず政権内部からも猛烈に批判されて首相を辞めさせられたけど、日本では大臣や議員や官僚がどれだけウソつこうともそういうふうにはならない。それは国際的に恥ずべき事だと思うんですけどね。民主主義が機能してない。

それでもアメリカは元大統領が罪に問われてちゃんと起訴されちゃうだけ日本よりはマシか。翻って日本は安倍があれだけのウソつきまくって、ウソだけならともかく民間人なら確実に逮捕されたであろう明確な犯罪を数知れずやったにもかかわらず、亡くなったら「国葬」されて「偉大な政治家だった」とか崇められちゃうという異常さ。検察はよく恥ずかしくないよね。なにを考えて仕事してるんだろう。大事なのは自分の立場と出世を守ることだけなんだろうなあ。

トランプがクソみたいなこと言って「俺は無罪」と主張するのを見てると、国会で自分に不都合な行政文書を出されて「捏造だ」とぬかしてごまかそうとした奴に似てる気がしますねえ。トランプは無罪だというなら裁判でその証拠を出せばいいし、高市は捏造だというのなら誰がどうして捏造したのかを(当時自分が大臣やってたところの文書なんだから)説明するべきだし捏造した人間を刑事告発するべきなはずですが、どっちも「ウソだ」「デタラメだ」と吠えるだけ。あまりにも国民をなめすぎ。高市なんか「文書の正確性がわからない」「いちいち全部覚えてない」みたいなことをぬかしてましたが、覚えてられないから正確性を担保するために文書を残すんだろっていう話で、文書が残ってるんならそっちが正しいんだろ。それが「捏造」だというのなら国民は「じゃあお前らの言うことはなにも信用できないじゃないか」と怒るべき。袴田事件の袴田さんが「自白は強要されたもの」「証拠は捏造」って言っても何十年も聞き入れられなかったのに、カス大臣が「それはアタシに都合悪いから捏造だぁ~」って言ったらそれが通用しちゃうわけ?どんだけデタラメなんだよこの国は。

もし文書が捏造なら行政文書を捏造するなんて大犯罪をやらかした奴は罪に問わなくてはならないし、自分が担当してた省庁でそんな不祥事が起こったんなら大臣だったお前がボケっとしてたのが悪いんだろっていうことになる。捏造とかウソつかないで文書に残っていた内容についてちゃんと説明するか、捏造とかウソついてすみませんでしたって言えばそれでいいのにどうしてこう愚かしいんだろう。こんなのを「首相候補」とか持ち上げてたマスコミはちゃんと反省しろ。圧力がかかってたの?

いずれにしろ日本も権力者のウソや犯罪がきちんと追及され糾弾されるようになってほしいものです。まずは我々国民がウソツキ政党所属、もしくは公認の政治家には投票しないということを徹底したい。そのへんをよく考えてこんどの統一地方選にのぞむべきでしょう。

SLIPKNOT「SLIPKNOT」

USのミクスチャー・ヘヴィ・ミュージックバンド、SLIPKNOTの1st。1999年作。

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私がこの手のサウンドを毛嫌いしているのはいつも読んでくださっている方ならおわかりでしょう。だから猛烈に売れたバンドであるにもかかわらずそのアルバムを1枚とおして聴いたのはこれが初めて。いろんなところでちょこちょこと耳にはしていましたけど、おカネ払ってCD買おうなんていう気はいっさい起こらなかった。今回はたまたままとめ買いしたものに混ざっていたから聴いただけ。

う~ん、クオリティが高いのは認めるけど、なんだろうこの退屈さは。晩期のPANTERAみたいなつまらなさ。これ以降の作品もまともには聴いてないからこんなこと言うのもなんだけど、こういうのが売れちゃったからメタルは斜陽になったんだよなあ。どのへんで「カッコいい!」と震えられるのかサッパリわからない。思い付きのリフにテキトーヴォーカルをのせただけにしか聴こえない。なにも心に残らない。まあ私のような人間には理解不能だからこそ売れたってことなんでしょう。演奏テクニックがスゴイ?だからどうした。

おススメ度・・・★☆

RECKLESS「RECKLESS」

スウェーデンのメロディアスハード、RECKLESSの1st。1994年作。同名異バンドもしくは似た名前がいっぱいいすぎるバンド名はやめるべきだと思うなあ。

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予備知識はなかったんですがあのゼロ・コーポレーションから出ていたということで、湿り気のあるメロハーを期待して中古盤を購入。聴いてみたら、FIREHOUSEあたりを彷彿とさせる、ブアツいヴォーカルハーモニーを重視したキャッチーでそこそこヘヴィ、キラキラした感じのハード・ロック。北欧らしい透明感、っていうのとはちょっと違ったサウンドで、アメリカのバンドと思い込んだくらい。いかにも90年代のメロハー。その時代には売れなかっただろうなあ。

アメリカのバンドかと思った、とはいってもそれほどポップで軟弱っていうわけでもない。ヘヴィなリフはカッコいいし、ブアツく繰り返されるサビはとってもキャッチー。かなりいいセン行ってる・・・・

かといって哀愁のメロディで胸が絞めつけられるような曲があるわけでもないところがイマイチかも。地味というかなんというか、ハイクオリティなんだけど「おぉ~!」っていうほどのカッコいい曲はないかな。

おススメ度・・・★★★

SATAN'S WRATH「AEONS OF SATAN’S REIGN」

ギリシャのサタニック・メタルバンド、SATAN'S WRATHの2nd。2013年作。

Amazon.co.jp Aeons of Satan's Reign

ジャケ絵も曲名も筋金入りの反キリスト、悪魔崇拝の香りを漂わせている。でもメンバーの演奏している写真をみるとフツーのヘヴィメタルバンドっぽくて、ひょっとしてサウンドは正統派だったりする?・・と考えながら聴いてみますと・・・

あらら~リフや曲展開はまるっきり(もちろんあのNWOBHMバンドの)SATANそのもの。こりゃあカッコいいよ。曲によってはまるっきりスラッシュ・メタルでPOSSESSEDもしくはCELTIC FROST みたいだったりもするけど、このSATAN風味のリフのカッコよさだけで最後まで聴けちゃう。思わぬ掘り出しものに巡り合って、これだから知らないバンドのCDをテキトーに買って聴くのは楽しい!これは買ってソンはないでしょう!

しかしちょっと残念なのは押し殺すように呻くヴォーカル。これが一本調子でキャッチーなところもないのでつまらない。トム・G・ウォリアーくらいのシブい魅力があればいいがそこまでいかない。バックの演奏のカッコよさを考えると、ここは歌えるヴォーカル、もしくはクリーンでなくてもキャッチーなヴォーカルラインをのっけて欲しかった。裏声で叫んだりするところもあって、それを聴くとたぶんやろうと思えばちゃんと歌える人なんだろうと感じるのでちょっともったいない気が。

おススメ度・・・★★★★

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