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今週聴いたもの:2021年9月16日~9月22日

自民党総裁選が来週投開票に。このところず~っと政治への文句ばかり書いていて、ほんとうはそんな話題ではなくもっと前向きなこと書きたいんですけど、とりあえず選挙が終わるまでは仕方がないのでお許しを。

自民党総裁選に立候補した4人は「党風一新」とかぬかしていろいろ「こうします、ああします」って言ってますけど、そんなものは普段からやれよ、っていう話。安倍や河井の犯罪が明るみに出たときとか、そういうタイミングで「このままじゃいかん」って行動を起こすのならまだわかるけどねえ。いままでできなかったものをこれからどうしてできるようになるのか、その根拠が全然ないから、具体的なことはまったく言わないし言えないんだろうなあ。

そもそもこいつら4人は全員、これまでもず~っと政権中枢にいた人間たちですよ。いまさら少子化問題や拉致問題をもちだして「これからがんばります」みたいなこと言うけど、これまでになにをやってきたのか、それでなんでうまくいかなかったのか、それを総括し反省してから言ったらどうなのか。それに、自分が総裁になりたいがために、いままでな~んにもやってこなかった拉致問題を引っ張り出してくるっていうのは、つまり自分の利益のために拉致被害者を利用してるのと同じでは。死刑の執行のタイミングとか国民栄誉賞の授与とかなんでもそうだけど、政治家、とくに自民党の奴らのやることはすべてが支持を維持して選挙に勝つためなんだなあ。

「この国を、守り抜く」と公約を掲げ、「私自身が金正恩と向き合う」と「やるやる詐欺」をかました安倍前首相が拉致問題に関してやったことといえば、トランプに「金正恩に一言いっといて」って頼んだだけでしょ。そしてこいつら4人は、全員がその安倍をささえてきた奴ら。誰が総裁になって首相になろうとも絶対に日本は変わらないし、拉致被害者も帰ってこない。次の選挙で自民党に勝たせたら少子化も拉致問題も絶対に解決しない。いままでできなかったんだから、同じ奴らにやらせてても絶対にできませんよ。その意味で、問題が解決しない原因は我々国民がつくっているということなんだな。そこをよく考えて、次の選挙には必ず投票に行って、自民党以外に投票するべきです。

何度も言うけど、野党が頼りないとか、そんなことは問題じゃないんですよ。とにかく「テキトーなことやってると政権交代させられちゃう」っていうふうにもっていかないと。そういう緊張感が政治にないから、自民党の奴らは国民をナメてテキトーなことばっかり続けるんだから。野党も同じように無能であっても、政権交代をさせること自体に意味がある。野党政権もダメだったらまた交代させればよい。そのほうが絶対に少しはマシな政治が行われるはずです。

大月みやこ「おんな・旅路をうたう」

大月みやこの1992年発表のアルバム。

Amazon.co.jp おんな・旅路をうたう

1992年といえば、超絶名曲「白い海峡」が発売された年ですね。まだ演歌をあまり聴いてなかった22才だった私は、テレビドラマの主題歌として流れた「白い海峡」を聴いて、あまりのカッコよさにテレビの前でひっくり返って「これ、誰?」と叫んだのをいまでも覚えています。それ以来今に至るまで、大月みやこといえば、「どんな曲も超ドラマティックにしちゃう情念系演歌の第一人者」という認識です。

このアルバムは中古で安く売ってるのをみつけたから聴いたんですけど、その認識をますます深めることになる、凄い作品。

曲がどうこうよりもやはりその歌唱のドラマ性にしびれる。なにを歌っても薄っぺらく聴こえる歌手もいっぱいいるなか、こういうふうに何を歌っても重厚に、聴き手の脳内にドラマの情景を描いちゃう人っていうのはそうそういない。さすがだ。見つけたら買うべし。

おススメ度・・・★★★★☆

STORMZONE「CAUGHT IN THE ACT」

北アイルランドの正統派メロディックメタルバンド、STORMZONEの1st。2006年作。

Amazon.co.jp Caught In The Act

残念ながらこれまで聴く機会がなかったバンド。アルバム・カヴァーは一目でわかるように、あのロドニー・マシューズによるもの。この絵を見るとPRAYNG MANTISのような泣きまくりのメロディアス・ハードを期待しちゃいますが・・・

適度な湿り気をともなうハイトーンはいい味を出してます。カッコいい。

3曲目や5曲目はやたらとポップだし、期待したような、泣きのメロディの洪水っていうサウンドではないけれど、これはなかなか高品質なアルバム。ネオクラシカル風味の勇壮な疾走曲「New World」が最も気に入りました。ポップな曲が余計だな。

おススメ度・・・★★★★

ABSCENDENT「DECAYING HUMAN CONDICTION」

イタリアのスラッシュ/デスメタルバンド、ABSCENDENTの1st。2016年作。

Amazon.co.jp Decaying Human Condition

現代的なヘヴィネスを強調したサウンドでないので90年代後半くらいの作品かと勘違い。そのころのDEATHみたいな感じかな・・・と思って聴いてたら、最後5曲目にはいきなりメロディックな展開をぶちんこんできたりして、なかなか悪くないバンド。

聴く価値があるのはこの5曲目だけかなあ。しかしこの曲にしても、「ここをこうしてくれたらもっとカッコよくなるのに!」っていうところがいっぱい。まあこれがデビュー作みたいだから、こののちの作品も聴いてみよう、という気にはさせられました。もし安く売ってたら買いましょう。

おススメ度・・・★★★

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