18日、国内での新型コロナウィルスの新規感染者が1日単位で過去最多(2千人超)を記録したとのこと。
菅首相は「最大限の感染防止策を指示」したと言っていましたが、だったらなんでGOTOキャンペーンをやめないんだよ。
人が動けば広がるのはもう経験済みで明らかなのに、一方ではGOTOなどといって「どんどん出かけてください」っていうんだから、どこからどう考えても矛盾でしょ。
GOTOのせいで感染が増えているということはない・・みたいなことを言っていましたけど。それがほんとうかどうか疑わしいし、なによりも「一度始めたことを撤回して『失敗』って思われるのがイヤ」みたいな意識が働いているから「GOTO見直し」って言えないだけなんじゃねえの、っていう気がしますね。
状況は日々変わるんだから、そのへんはどんどん臨機応変に政策を変えればいいのに。札幌では市内外の行き来を自粛してってお願いしているのに、観光客はGOTOで行ってもイイとか、バカなのでは・・としか思えないんですけど。
それ以前にそもそもGOTOキャンペーンじたいが不公平そのもの、意味がわからない政策じゃないですかね。たしかに飲食業や観光業の被害が大きいのはわかるけど、困ってる業界はそこだけじゃないでしょ。やるにしてもコロナが終わってからにすべきだったのでは?
それに、会食や人の移動でコロナが広がるっていうのはわかってるんだから、それに対してカネをばらまいて推奨していたらいつまでたってもコロナが終わらなくなるのでは?「観光に行け!飲食しに行け!」とポイントなんかでカネをつぎ込むのなら、そのカネをそのまま飲食や観光の困っている業者に配って支援したほうがいいのでは?それでは一時しのぎにしかならないのか。
いすれにしろ、これだけの危機的状況となっても、菅首相はあまり情熱的に国民に語りかけることをしませんね。ペーパー棒読みでしゃべる姿は安倍前首相とまったく同じ。1ミリも頼りになりそうにない。日本国民は長いこと無能自民党に政権をまかせていたツケを、コロナによって一気に払わされることになりそう、っていうかすでにそうなっていますね。
EXCITER「DEATH MACHINE」
カナダのパワー・メタルのベテラン、EXCITERの2010年作。現時点での最新作ですね。新作はいつ出るの?
印象はこの前の作品「THRASH SPEED BURN」とまったく変わりませんね。ひたすらノイジーに暴れまくる、怒涛のパワーメタル。とおして聴くと心地よい疲労感に包まれてしまう。
ヒステリックな金切りシャウトが生理的にダメ・・という人もいるかもしれません。そのへんをカバーできるほどの印象的な歌メロがあるかというとそうでもなくて、その意味では曲のデキは「THRASH SPEED BURN」アルバムのほうがイイかな。今作のヴォーカルがシャウトの凄さを一生懸命アピールしているだけのように聴こえちゃうのは、やっぱり曲がイマイチだから、という気がします。
しかしいつも言うように、聴き手に媚びる姿勢ゼロ、売れたいという姿勢もゼロ、パワー・メタルってなこういうもんなんだよ、余計な小細工なんぞいっさいしねえぜ・・・という清々しさに私は惚れ惚れしちゃう。出る出ると言われつつなかなか出ない、オリジナルメンバーでの新作に期待ですね。
オススメ度・・・★★★☆
HELLSTORM「INTO THE MOUTH OF THE DEAD REIGN」
イタリアのスラッシュ・メタルバンド、HELLSTORMの2012年作。
Amazon.co.jp Into The Mouth Of The Dead Reign
メンバーの名前が「PHOBOS」「HURRICANE MASTER」「ARES」「HYPNOS」といった感じで、ミソロジカルでエピカルなメタルなのかな・・・と思ったら全然違いました。デス風味をまぶしたイーヴルな激走スラッシュ・メタル。
演奏力は高いしなかなか悪くない。でも、ドラムスがすごいスピードで突っ走っているわりにはスピード感が感じられないというか、「おお~カッコいい!」と首を振りたくなる衝動に駆られない。どうすればスピードの快感を感じさせられるのか、そのへんはSLAYERとかDARK ANGELとかを聴いて勉強してほしいなあ。いまは活動してないのかな。
カッコいいと思うリフもあったりするけどどの曲も似たり寄ったりで心に刺さるフックもとくにない。もう少しなんだけどなあ。
オススメ度・・・★★★
LONEWOLF「THE DARK CRUSADE」
フランスのメロディック・パワーメタルバンド、LONEWOLFの2009年のアルバム。
すでにベテランの域で、私も名前だけはきいていましたが聴く機会がありませんでした。国内盤は出たことないのかな。
しかしこれが、いままで聴かなかったことを後悔しちゃうハイクオリティなメタル作品。
海賊メタルになって以降のRUNNING WILDを彷彿とさせる、ヒロイックでメロディアスな正統派パワー・メタル。
ヴォーカルはGRAVE DIGGERのクリス・ボルテンダールみたいな声で、はっきりいうと別に上手くもないけれど、漢らしく力強く汗臭い歌唱はとっても魅力的。
メンバーのルックスはちょっとダサいけれども、いかにもイイ人そうなメンバーたちがIRON MAIDENのTシャツを着てる写真をみると、ああ、メタルが好きで好きで仕方がない人たちなんだろうなあ・・・と、無条件に応援したくなりますね。
しかしこのバンド、ほんとにフランスのバンドなの?予備知識なしで聴いたら絶対にドイツのバンドだと思っちゃうくらい、完璧にジャーマン・パワーメタルなサウンド。最高じゃないか!
2020年に最新作を出しているみたいだから、そっちも聴いてみることにしましょう。
オススメ度・・・★★★★
といったところで今回は終わりにします。