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今週聴いたもの:2024年8月29日~9月4日(WARSENAL、OMISION、OPHIS)

日本の4人組ヘヴィ・メタル・ウォリアー、HELLHOUNDのあたらしいビデオ・クリップ「Heavy Metal Telepathy」がYOU TUBEに上がっているのを発見!

 

この曲が入ってるらしい2021年のアルバム「WARRIOR OF RISING SUN」はじつはまだ手に入れてなかったのです。既発曲のリ・レコーディングが大半で新曲が3曲ということだったので、とりあえずあとで・・と思っていてそのままになっていました。いやあすみませんでした。やっぱりすぐ買っておくんだった、と激しく後悔。「らしさ」満点の「いつもの」曲で、驚きや新鮮味はまったくないけどそれがいいんだなあ。急いで注文したので、聴いたら記事に感想を書くことにしましょう!

Amazon.co.jp 旭日の戦士 - Warrior Of Rising Sun

1980年代には、メタルといえばこれ、まさしく「これぞメタル」というスタイルだったこういうサウンドが、今となっては希少種になってしまっているのは悲しいことです。時代が変わればそういうことも当然起こるとはいえ、そのせいでメタルは斜陽になってしまった。こういうサウンドに若い人が触発されギターを手にとる・・ということがそこらじゅうで起こるような時代に戻ることはないのだろうか。

WARSENAL「FEAST YOUR EYES」

カナダのスラッシュ・メタルバンド、WARSENALの2作目。2019年作。

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どこかで見たような、B級スラッシュにはありがちなジャケ絵をみて、う~んどうかな、思いっきりイイか思いっきりクソかのどっちかだろうな・・という気持ちでCDをプレイ。

 

これが意外にも前者のほうだった。まあ「思いっきりイイ」というほどかどうかは別として、ジャケ絵から感じるB級臭はサウンドからは感じられない。かなりのハイクオリティ!

ザックリ言えばオールドスクールなスラッシュメタル。80年代スラッシュが好きなら確実に気に入るでしょう! もっと正確に表現しようとするなら、テクニカルなベースと複雑なリフが疾走するところからして、初期MEGADETHにかなり近いスタイル、と言うべきか。確実に影響を受けているでしょうね。

しかし初期MEGADETHがそうだったような、テクニカルで複雑でスピードもアグレッションもありながら、そのうえ歌もキャッチー・・・というようなところは足らない気がする。そういうのを目指してないんだろうけど、ヴォーカルがただの吐き捨てに終始してて、キャッチーなところが全然ないのが私にはちょっとつまらない。リフはカッコいいんだけど、それも「このリフさっきの曲でも出てこなかった?」みたいなのが多いしなあ。

おススメ度・・・★★★

OMISION「IN THE SHADOW OF THE CROSS」

メキシコのスラッシュ/デスメタルバンド、OMISIONの1作目、ていうかこれが唯一作? 2011年。


Amazon.co.jp In the Shadow of the Cross

メンバーの写真をみるとみんなポッチャリしたオッサン。これは私好みのオールドスクールなサウンドが期待できるかも・・・

 

それが期待通りでした!80年代末~90年代初頭ころの、スラッシュ・メタルから派生してうまれたころのデスメタルの雰囲気。ドタドタドタ・・・って感じで突っ走るスラッシュパート、ダーティなデス声ヴォーカル、どんよりとしたリフを聴いて、私が想起したのはAUTOPSY。

カッコいいじゃないか。これといった突出した曲はないんだけど、緩急を心得た曲展開で、スラッシュ・パートに入るとそのアグレッションが際立って聴いてるほうもエキサイトできるし、なにしろリフがクール。探したかぎりこのあとの作品は出てないようなのが非常に残念。これはみつけたら買うべきです!

おススメ度・・・★★★★

OPHIS「THE DISMAL CIRCLES」

ドイツのドゥーム・メタルバンド、OPHISの4作目? 2017年作。

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ズ~ン・・グォォォォ~・・・というドンヨリとした1曲目の冒頭を聴いて、いわゆるドローンとかアンビエントとかのスタイルなのかな、と思いましたが、そこまで極端でもない。ドヨ~ンとヘヴィかつダークな世界のなかに、哀しみにみちたメランコリックなメロディなんかをチョイチョイ挿入してくる、初期PARADISE LOSTなんかにも近い感じのドゥーム・メタル。

 

ズ~ン・・グォォォ~・・・だけで終わらず、きちんと聴かせようというところが感じられるのが私にはプラスポイントとなる。でも、それならもっともっと徹底的に泣きまくってほしいなあ。印象的なメロディやリフがもっとあったり、メリハリがもっとないと、10分前後の曲が延々と続くアルバムを最後まで聴かせるのは難しい気がする。どこまでも思い付きっぽいダラダラ展開が多く感じられてしまう。これなら5~6分にまとめるべきだ。曲が長くなる必然性がまったく感じられないんだもん。好きなタイプだけに残念。

おススメ度・・・★★★

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