YOU TUBEをみてたらたまたまおススメに出て発見したんですが、あのNWOBHMバンドSATANの、2022年の「WACKEN OPEN AIR」におけるパフォーマンスの映像が公開されてました。
おじいちゃんになってもスピードとパワーあふれるメタルをやり続けてくれてるところは本当に尊敬に値するし感謝しかない。あまりに独創的なリフのカッコよさはまさに唯一無二。そこへのっかるジッメジメに湿ったヴォーカルも最高ですなあ。
で、Amazonを覗いてみたら「SONGS IN CRIMSON」なるタイトルのニューアルバムの予約が始まっているのも発見。
Amazon.co.jp Songs in Crimson (輸入盤)
国内盤の情報が見当たらないが出ないんだろうか。手に入らなかったら嫌だからとりあえず輸入盤をポチっておきました。 超高確率で、いつもと同じメロディックで速いヘヴィ・メタルを聴かせてくれるであろうことは予想できるし、そんじょそこらのバンドのように、トシとってからの近作を聴いて「昔はよかったのに」とかガッカリさせられることも今までにありませんでしたからね。そこがほんとスゴイ。今からものすごく楽しみ!
→変わらず古臭いままなのが魅力的。SATAN「CRUEL MAGIC」が期待を裏切らない素晴らしいデキ。
→平成初期に聴きまくっていたメタル名盤をふりかえってみる。その④~PARIAH編~
FROSTTIDE「BLOOD OATH」
フィンランドのフォーク/メロディック・デスメタルバンド、FROSTTIDEの3作目。2015年作。
90年代の北欧メロディック・デスのような単音フレーズにブラストビートをからめ、そこに民族的メロディやクワイアなんかをまぜこむフォーク・メタル。
う~ん、悪くないんだけど、メタルコアっぽい軽いヴォーカルは迫力不足というかエモーションが不足していて、そのせいでエピカルな雰囲気が活きてこない気がする。歌メロを書くのが面倒くさい(できない?)からデス声で吠えりゃあいいや・・・っていう安直さがみえてくる。メロディがなくてもキャッチーなフックをもたせることはいくらでもできるはずだけどなあ。結果として全部同じ曲に聴こえてしまう。
おススメ度・・・★★☆
INFERNAL BEAUTY「DRAKENSQUAR」
ベルギーのブラックメタルバンド、INFERNAL BEAUTYの1st? 1995年作?
バンドロゴやジャケ絵はブラック・メタルっぽいけれど、曲のスタイルはメロディック・デスに近いかな。さきほどのFROSTTIDEと同じように、レトロな北欧メロデスのような単音リフを多用する。そのなかに、CANDLEMASSみたいなドゥーミーなパートを差し込んでくる。歌うのは爬虫類系のブラックメタル声。歌というよりもつぶやき。それがなかなかいい味を出してる。
単音フレーズも寂寥感あふれる魅力的なものがけっこうあって、メロディックデス/ブラックメタルが好きならこれは買って損はないかも。
まあこちらも同じような曲が多いと言われればそうだし、盛り上がらないまま終わっちゃう曲もあって物足りないところもある(6曲目なんかは中間部で泣きメロを入れて盛り上げてくれればものすごくカッコよくなったと思うんだけど)。しかしそれでも許せるというか、雰囲気だけで最後まで聴けちゃう魅力はある。音質がショボいのも魅力を増す要因のひとつになっている。
おススメ度・・・★★★☆
DEMENTOR「ENSLAVE THE WEAK」
スロバキアのデスメタルバンド、DEMENTORの4作目(?)。2001年作。
先週紹介したアルバムの前の作品。そっちが猛烈に良かったもんだから、さっそく過去作をチェックしようと思って買ったもの。
→今週聴いたもの:2024年7月25日~7月31日(大月みやこ、MILLENIUM、DEMENTOR)
期待したものの、残念ながらこちらはイマイチでした。次作まで3年くらい空いていたから、そのブランクですごく成長したということなのだろうか。こっちははっきりいって凡作。なにしろ曲がつまらないうえに同じ曲ばっかり。よく覚えられるね。この手のバンドは同じような曲が多くなるのはしょうがないところもある? いやいやいや次作ではそのへんをうまくやってたじゃないか。すべてのカタログをチェックしようと思っていたけれど、このアルバムがつまらなかったので、「安いの見つけたら買おう」という方針に変更。
おススメ度・・・★★☆