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今週聴いたもの:2024年1月18日~1月24日(羽山みずき、POWER SYMPHONY、STEEL AGGRESSOR)

自民党の裏金問題。

マスコミはいちいち「自民党の『派閥の』裏金問題」と言ってますが、騙されてはいけません。「自民党の」問題ですよ。広域暴力団の二次団体や三次団体が悪いことしたら、それは二次団体や三次団体が悪いのであってテッペンの団体は悪くない、とはならない。今回の自民党もそれと同じ。トヨタの子会社が顧客を騙して詐欺みたいな商売やってるのも同じ。

このブログは音楽のことを書くための場所だから、クソみたいな権力者への文句を書いて気分の悪い場所にしたくない、と思って、そういうことを書く場所を別個につくろうといま準備中です。書かなくてすめばそれに越したことはありませんが、政界も財界もあまりにヒドイ奴ばっかりで、それに対して文句を言わないのはそれはそれでいけないことだと思うんですよね。

で、自民党の奴らは「このままでは選挙で負けちゃう」と焦ってつぎつぎと「派閥を解散する」などと表明している。派閥の存在が本質的な問題であり、その派閥を解散するって言えばインパクトもあるし国民をけむに巻くことができるだろ・・・という腹黒い計算が見え隠れする。

いやいやいや、派閥を解散する前に、裏金をなにに使っていたのかとか、誰が指示したのかとか、そういうことをまずは明らかにするのが先だろ。派閥の存在なんてどうでもいいんだよ。詐欺集団の内部で誰と誰が仲間で固まってるかなんて我々国民にはなんの関係もない。そんなことより、カネの流れが不透明なことや、カネをくれる団体や企業のための政治ばかりやって国民のための政治になってないことが問題なんだろ。これこそまさに「論点のすり替え」というもの。権力者の常とう手段。

「改革しま~す」というポーズのために「政治刷新本部」だのをつくったのはいいけど、そのメンバーに過去にカネで問題起こしてドリルで証拠隠滅した小渕とか、裏金やってましたって白状した茂木とか、裏金を「知らなかった」とか空っとぼけたエッフェル松川も入ってるってのは、あまりに国民をバカにしている。こういうときこそ民間から人を連れてくるのが筋じゃないのか。

そんなもん、暴力団員に暴対法の改正を議論させるようなもんでしょう。いろいろ改革案を打ち出すだろうけど、絶対に「抜け穴」を用意するに決まっている。こいつらに自浄能力がないのは歴史を振り返らなくても明らかなので、国民がやるべきことはまずは自民党議員を全員落選させることです。それこそが絶対確実な「刷新」。こいつらに「刷新」は絶対にムリなんだから、我々国民がこいつらの首をすげ変えて「刷新」をはかるべきです。

まあいちばん変わらければならないのは、こいつらにカネをやって自分たちに有利な政治をやってもらおうって考える団体や企業、有権者のほう。そういう奴がこいつらに投票しちゃうから日本は斜陽になった。長い目でみて自分で自分の首をしめていることになんで気がつかないんだろうか。まさに売国奴。

トヨタなんかは何千万円も自民党に献金してますね。消費者からもらったカネを詐欺政党に献金して自分たちに有利な政治をさせるってのは、詐欺政党の犯罪行為の片棒を担いでいるのと同じ。トヨタの創業家会長のカオみると自民党のやつらと同じ腐臭をいつも感じるのは、同じ穴のムジナだからなんだろうなあ。じぶんの団体の不祥事は全部部下が勝手にやったこと、責任者である自分は関係ない、ですませてヘーキという精神性がまるっきり同じ。

それにしても、裏金問題が発覚してからこいつらはそればっかりに一生懸命になって、本来の仕事はほったらかしになっているようにみえる。やっぱりこいつらはしょせん「このままでは選挙で負ける」という事態になったときだけ必死で動くだけの奴らなんだな、とわかる。ほんとヒマだよね。能登はとんでもないことになってるのに、そういうのはそっちのけで仲間内でガシャガシャ揉めているだけの姿はあまりに醜悪。岸田は「先送りできない課題」に取り組んでいるんじゃなかったのか? 「政治」はまったく進める気も能力もなく、やることは保身のために国民の疑いをなんとかかわそうっていうことだけ。優先順位がおかしい。こいつらの本質は「政治屋」ではなく「選挙屋」であり、脳ミソのなかにあるのはただただ「選挙で負けないこと」だけであるということがはっきりとわかる。こんな奴らにいつまで任せておく気ですか?

羽山みずき「恋春花」

山形県出身の演歌歌手、羽山みずきの10枚目のシングル。

Amazon.co.jp 恋春花

前作の「ひとつ花」がめちゃめちゃ良かったので →2023年の演歌・歌謡曲 個人的ベスト・チューンは・・・ 期待して待ってました!もちろん予約して購入!

胡弓の響きが印象的な、羽山みずきの美声の魅力が活かされた美しい曲ですねえ。カラオケ難易度は高そうなメロディラインだな。キャッチーなところがもっと欲しいな。

「ひとつ花」が良すぎたので個人的には曲自体はちょっと印象薄いと感じましたが、羽山の持ち味が活かされているという意味ではいい曲じゃないでしょうか。この美しい声で歌われると曲の良し悪しは別にどうでもよくなる。

おススメ度・・・★★★★

POWER SYMPHONY「LIGHTBRINGER」

イタリアのヘヴィメタルバンド、POWER SYMPHONYの2作目。2000年作。

Amazon.co.jp LIGHTBRINGER

「POWER SYMPHONY」というバンド名からシンフォニックなパワーメタルを予想して購入。聴いてみると、キーボードが前面に出る部分もあるにせよ「シンフォニック」というほどではない、ファンタジックなパワーメタル、という印象でした!

それがなかなか悪くない。少年っぽい声でイモくさい雰囲気の女性ヴォーカルがじつにいい味を出している。クサいメロディを絶妙に上手くない声で歌われるとなんともいいがたい不思議な感動を呼び起こされる。同じイタリアでもLACUNA COILあたりよりこっちのほうが好きだなあ。

残念ながらすでに解散している模様ですが、このヴォーカリストはどこかで歌ってないんだろうか。もしやってるならそっちも聴いてみたい。

おススメ度・・・★★★★

STEEL AGGRESSOR「FROM RUINS TO DUST」

USのパワー/スラッシュ・メタルバンド、STEEL AGGRESSORの1st。2011年作。

Amazon.co.jp FROM RUINS TO DUST

エピカルなジャケ絵をみてソソられて購入しましたが、アメリカのバンドかあ~とあまり期待しないで聴いたら、1曲目のまるっきり80年代スラッシュな展開に歓喜させられました。2010年代にこんなのやってるというだけで貴重なバンド。ジャーマンスラッシュっぽいかな。PARADOXを彷彿とさせる。ヴォーカルはちょっとBLIND GUARDIANのハンズィ・キアシュみたいな味。

う~ん、イイねえ! これはいままで聴かなかったのがウカツすぎた。もう5作目まで出しているのか。急いで買い集めなければ。「モダン」のモの字も感じさせない、レトロかつホンモノのメタル!アメリカもまだまだ侮れない!

おススメ度・・・★★★★

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