新型コロナウィルスの再拡大の勢いが止まりませんね。
人が動けばウィルスは広がる、しかし動かなければコロナ死の前に経済死・・ということでもう八方ふさがり。
やはりどう考えても、経済とコロナ拡大防止を両立させるには徹底的に検査を拡大して、陰性の人で経済を回し、陽性の人はすべて隔離・・というふうにするしかないんでしょう。
しかし、「検査1日2万人を可能にする」などとでまかせをぬかしていた首相は、その約束を実現できないまま、もう1か月も国民に語ることはなく、ぶらさがりで記者に対して話す姿すらみせない。もう打つ手がないから突っ込まれるとなにも言えないので逃げてるようにしかみえません。
だれも経験したことのない未曽有の事態なんだから、失敗や批判をおそれず(彼の言葉でいうなら「果断に」「躊躇なく」)遮二無二やればいいのに。国民から「寝ろ」という声が出るくらい死ぬ気で取り組んでいる姿をみせれば、失敗したって選挙にそんなに影響しませんよ。そもそもいままで国民をバカにしまくってテキトーなことやり続けても選挙で勝ってきたんだから、いまさら失敗したところで(国民からの支持、という点では)どうってことないでしょ。
しかしおそらく、コロナに関してに限らず彼自身に彼なりの哲学や意志や方向性というものがないから、「果断に」「躊躇なく」動くことができず、国民に語ることもできないんでしょうね。そこを考えると、バカだバカだと思っていたトランプも、それが正しいかは別としてその哲学や目指すものがはっきりしていてそれを行動に移しているという点においては安倍首相よりは政治家として魅力的といえるのかもしれません。
羽山みずき「弓ごころ」
私が心から応援したい数少ない歌手のひとり、羽山みずきの新曲が発売に。
「弓ごころ」。
おお・・ジャケット写真はカッコいいじゃないか・・と思ったらジャケット裏側の写真はちょっとお年を召した女性が着るような色と柄の着物姿。地味だなあ。それがいいといえばいいんだけど。
高校生のときは弓道部所属だった、というだけあって弓を構える姿はサマになってる。イイね!こういう魅力を持つ人は実は演歌界にあまり多くないんですよね。
で、曲のほうは、カップリングの「いろは紅葉」も含め、ふわ~っとした雰囲気の恋の歌。まあとりたてて凄い曲でもなんでもないという印象でしたが、私はこのほんわかとした歌声を聴くだけで満足しちゃうので、それに合う楽曲ということで全然OK。
私好みの、圧倒的パワーで哀しみをブチまけるという歌唱をきかせる、というタイプの人ではないんですけど、この美しい歌声に癒されるのが心地いいのですよ。聴くと血圧がさがる感じ。
あまりに雰囲気がふんわりとしていて慟哭の哀愁演歌を歌ってもあまり哀しそうに聴こえないのは難点かもしれないけど、それも含めて彼女独自の味であり魅力。
今後もブレることなく演歌をやっていってほしい。
オススメ度・・・★★★★
ちなみにいつのまにかYOU TUBEも始めていたんですね。知りませんでした。さっそくチャンネル登録しました。まだ登録者少ないみたいなのでぜひ登録して応援していただきたい!
BAPHOMET「TRUST」
ドイツのスラッシュ/デス・メタルバンド、BAPHOMETの1994年作。これが最後のアルバムとなった模様です。
このバンドの作品は大昔に1stの「NO ANSWERS」(1991年)を聴いたっきり。「NO ANSWERS」ではやたらと複雑な展開のスラッシュ・メタルに、パワー不足のデス声っぽいうなり声がのっかる音像でしたが・・・
このアルバムでもあまり変わらないかんじ。う~ん.「NO ANSWERS」でもそうだったけど、曲が複雑なのもただの思い付きのリフをつなげただけだろ、みたいな印象で、キャッチーなところが全然ないので聴き終わったときにはなにも残らないんですよねえ。で、とくべつ速いわけでもすごいアグレッションがあるわけでもクールなリフがあるわけでもないので、いったいどこで盛り上がったらいいのか・・としか言いようがない。要は退屈だったってこと。
たぶん(テクニカルになってからの)DEATHみたいなのがやりたかったんだろう・・と感じるんですけど、DEATHはやたら複雑な曲の中に必ずキャッチーかつクールな部分が用意されていたからレジェンドになりえたわけで、そこらへんをマネしてほしかったなあ。
オススメ度・・・★★
DREAMSTEEL「YOU」
イタリアのメロディック・パワーメタルバンド、DREAMSTEELの2008年作。フルアルバムはこれが唯一で終わっちゃったようです。
心霊写真みたいなジャケットのセンスはイマイチ。音は若干テクニカルな、シンフォニック風味のパワーメタル・・とでもいえばいいか。
あまりおカネのかかってない、かなり薄っぺらいサウンドプロダクションは仕方がないとして、内容は・・・
イントロに続く2曲目は哀愁たっぷりのリフで始まり「オっ!これは・・・」と期待したんですけど、ハイトーンヴォーカルがかなり貧弱でガックリ。そんなにヘタというわけではないけどパワー不足すぎ。曲もところどころ期待させる部分はあるものの盛り上がりがないなあ。
悪くないけど良くもない。中古で安かったら買ってみてもいいのでは。
オススメ度・・・★★★
といったところで今回はこれくらいで。