アメリカのロサンゼルスあたりで発生した山火事、いまだ鎮火のめどが立たないそうですね。
ハリウッドに住んでる、映画俳優とかのいわゆる「セレブ」の多くも家を失ったりしたらしい。そういう人たちは我々庶民の感覚からは想像もできないくらいの桁違いのカネをもってるんだから生活再建もそれほど厳しくないでしょうが、「お気の毒でした」としか言いようがない。上空からの写真とかをみてその凄まじさにビックリ。まさに焼け野原。
この惨状を、聖書にある、神の裁きの炎によって滅ぼされた都市「ソドムとゴモラ」になぞらえる言説をみましたが、言われてみればそんなふうな解釈も納得がいく気がする。今になっても「気候変動は存在しない」などとぬかしている、まさに神をもナメているとしか言いようがないトランプみたいなidiotをリーダーに選んでしまったアメリカ国民に神の怒りが炸裂した・・・とか言ったらあまりに不謹慎か。
アメリカではさっそく誰かのせいにしようとする（トランプが州知事を批判している。ロス市長も責められているようです）醜い争いが始まっていますしね。消防局の予算を削減した市長の責任を問う声が出ているようですが、トランプやイーロン・マスクがやろうとしていることはまさにそういうカネを減らすことであり、奴らにまかせたらますますこんなことが増える、やはりトランプを選んだのは間違いだった・・とハリウッドのセレブは考えないのだろうか。
まだ燃えているこの段階で、数日後に大統領になろうともいう人間が、事態を収拾するのに力を尽くそうとするわけでもなく、「○○のせいだ」と吠えているだけ。だれだこんなのに投票したのは。これでは神の怒りも落ちるだろう、と言われても仕方がないのでは。
自然災害をきっかけに、国民へ団結をよびかけるんならともかく、さらに「分断」をあおってその結果自分の利益につなげようとする老人の醜い姿をみるとほんとうにゲンナリする。まあ日本でもコロナを最大限利用して自分の利益にしようとした権力者はたくさんいたから、世界中どこをみても同じようなもんだとも言えるか。
で、今回の「新・ＢＳ日本のうた」は、愛知県刈谷市での公開収録。
出演は、
鳥羽一郎、山川豊、原田悠里、伍代夏子、長山洋子、田川寿美、こおり健太、中山琉美、平松賢人。
山川豊が元気で良かった！
今回の曲目は以下のようになっていました。
「この世の花」・・・長山洋子
「みんな夢の中」・・伍代夏子
「暖簾」・・・・・・山川豊
「想いで迷子」・・・こおり健太
「逢いたくて逢いたくて」・・田川寿美
「ここに幸あり」・・・原田悠里
「さらば恋人」・・・・平松賢人
「かしこい女じゃないけれど」・・中山琉美
「シクラメンのかほり」・・鳥羽一郎
「裏町螢」・・・・・・こおり健太
「風雪ながれ旅」・・・原田悠里
「さよなら海峡」・・・田川寿美
「みだれ髪」・・・・・伍代夏子
「流恋草」・・・・・・長山洋子
「愛を信じたい」・・・伍代夏子
「地上の星」・・・・・田川寿美
「パープル・タウン」・・長山洋子
「火の国の女」・・・原田悠里
「白神山地」・・・・長山洋子
「悲しいめぐり逢い」・・田川寿美
「春待酒」・・・・・・・原田悠里
「渋谷百年総踊り」・・・伍代夏子
「あの鐘を鳴らすのはあなた」・・原田＆伍代＆田川＆長山
「ア・ヤ・シ・イ・ネ」・・平松賢人
「俺たちの子守唄」・・・鳥羽一郎＆山川豊
島倉千代子の「この世の花」って200万枚も売れたのか。知りませんでした。私にはそんなにスゴイ曲とは思えないけど、島倉千代子がスゴかったということか。
チョー・ヨンピルの「想いで迷子」をこおり健太が歌唱して、それがチョー・ヨンピル味というかパク・ジュニョン味というか、いやあカッコよかった。この人はこういう曲のほうが合うのかな、とちょっと見方が変わりました。
長山洋子の「白神山地」では津軽三味線の澤田勝秋・勝成の両先生が出演。いつもどおり無表情で弾いてて、明るい曲なんだからちょっとニコニコしたりしててもいいのでは・・・と思ってたら、勝秋先生は曲が終わって長山がポーズ決めたときにはちょっとニヤリとしていましたね。感情表現は三味線で、という思想が垣間見えるようでカッコいい。
その長山ら女性歌手たちの熱演も素晴らしかったけれど、今回のみどころはなんといっても鳥羽一郎＆山川豊のデュエット曲だったのでは。
CDは買ってませんがラジオではもうなんべんも聴いてそのカッコよさに感心してました。作曲の木村竜蔵（鳥羽一郎の実子）の才能が輝きを放っている。山川豊が元気そうなのがなにより。
といったところで今回はこのへんで。来週は「演歌フェス」の第一部が放送されるようです。