アメリカのトランプの熱烈な支持者だったカークとかいう保守活動家が射殺された事件。トランプは盛大な追悼集会をやったり、容疑者を死刑にしろとかぬかしたりしていますね。
こういうのをみると、あらゆる刑事罰、とりわけ死刑というものはどこまでも権力者のための権力維持装置であり、死刑をいまだに存置しているのは国際的にとてつもなく恥ずかしいことであると実感する。ここでロクな審理もされずほんとうに死刑になるようなら、アメリカはついに「人権」が徹底的に軽視される独裁国家に堕ちるということになる。トランプなら陪審員を買収したり脅したり平気でやりそう。
まあ死刑に関しては日本のほうがヒドイですけどね。100%完全に、権力維持装置としてしか機能していない。「選挙が近いから執行しない」とか「支持率が落ちているから仕事してる感出すために執行する」とかフツーにやってますからね。そのうえアメリカと違ってその情報を徹底的にかくす。その意味では中国や北朝鮮みたいな全体主義国家と同じレベル。民主主義国家とはとても思えない。実情を知られれば国民は死刑に反対するだろうし、役人と政治家の不作為(死刑が正義だというなら6カ月以内にさっさとやれ)がバレるからでしょう。
日本でも権力者にたてついたとして死刑にされるかもしれない人がいますね。安倍をやったあの人。犯行にいたった背景や被害者がひとりだけということを考えれば死刑なんてありえないはずですが、「民主主義の根幹をゆるがした」とかぬかして不当に重い刑が言い渡される恐れがある。いやいやいや、国会で何百回もウソついたり公文書を改ざんしたりした安倍とそいつに従ってた自民党こそが民主主義をぶちこわしていただろ、じゃあ自民党の議員は全員死刑じゃねえか、という話でしかないけれど、これで彼が死刑にでもなったら、日本も結局は法治国家たりえなかったということになる。
それにしても、トランプやカークは銃規制に対して「銃をもつのは身をまもるための権利」とか言って反対してたんだから、撃たれたなら「なぜ銃で身を守らなかったんだい?」と言われてしかるべきなんじゃないか。しかし、トランプが撃たれたときもそうだったけど、護身用に銃をもっていたとしても殺されるのが避けられない状況などいくらでもある、ていうかそのほうが多いことは誰でもわかるわけで、こんなことが起こらないようにするためにはやっぱり銃規制しか方法がないはず。でもトランプみたいなのにはそんな理屈はわからないんだろうし、みせしめのために犯人を殺してじぶんの求心力の維持につかうんでしょうね。権力者は世界中どこでも同じことしかやらないんだな。
それはともかく、今回の「新・BS日本のうた」は、鹿児島県日置市での公開収録。
出演は、
伍代夏子、田川寿美。マルシア、北山たけし、竹島宏、城南海、蒼彦太、大江裕、荒井麻珠。
数字にまつわる曲、という企画は良かったが・・・
今回の曲目は以下のようになっていました。
「ふりむけばヨコハマ」・・・マルシア
「黒百合の歌」・・・・伍代夏子
「愛の始発」・・・・・北山たけし
「わたしの人生」・・・城南海
「京都から博多まで」・・田川寿美
「伊豆の佐太郎」・・・大江裕
「哀愁物語」・・・・・竹島宏
「オリビアを聴きながら」・・荒井麻珠
「燦めく星座」・・・・蒼彦太
「鹿児島おはら節」・・田川&大江&蒼&城
「小夜啼鳥の片思い」・・竹島宏
「Wish」・・・・・・・荒井麻珠
「紫陽花のひと」・・・北山たけし
「一度だけなら」・・・北山&大江&竹島&蒼
「二人の世界」・・・・大江&蒼
「四つのお願い」・・・伍代&田川&マルシア&城&荒井
「港町十三番地」・・・伍代夏子
「銀河鉄道999」・・・北山&竹島
「千年の古都」・・・・田川寿美
「2億4千万の瞳」・・・全員
「薩摩の女」・・・・・北島兄弟
「花(ブーケ)束」・・マルシア
「さよならの向こう側」・・城南海&荒井麻珠
「忍ぶ雨」・・・・・伍代夏子
「十勝秋冬」・・・・大江裕
「息吹」・・・・・・城南海
「しゃんしゃん牡丹」・・伍代夏子
「きょうのとっておき」のコーナーの冒頭、田川寿美はカンペ見すぎだろ。カンペみながらしゃべるのが当たり前なのかどうか知らないけど、まるっきりバレバレなのはプロとしてまずいでしょ。あの程度が覚えられないなら歌詞も無理なのでは? もうちょっとなんとかならなかったのか。そんなだったらもうあのコーナーやめちゃえばいいのに。
今回は歌に関してもパフォーマンスがイマイチな人が多かったような気もして、内容的にはう~ん、という感じでした。荒井麻珠はピンでやるならもっと練習しなきゃダメでしょ。竹島宏も曲はいつもいいのに歌唱は・・・・。あれが「味」なんだと言われればそうなのか、と言うしかないけど。
といったところで今回はとくに言いたいことないのでこのへんで。来週放送分は初登場の人がいっぱい出るようなので期待しましょう。