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令和5年12月24日のNHK BS「新・BS日本のうた」

天下のトヨタ自動車の完全子会社「ダイハツ工業」の車両認証試験の不正問題。報道によれば、「第三者委員会」とかいう奴らが「経営陣の責任は免れない」としながらも、「現場がやったことで経営陣は知らなかった」という調査結果を出したらしいですね。

いやいやいや、知らないわけないし、知らなかったんならどんだけボケッとしてんだっていう話だし、知ってたんであれば言語道断。そういうことが起こらないように監督すんのが経営者の役目のはずで、知ってたとか知らなかったとかなんてどうでもいいでしょ。どっちにしろ経営者は腹を切らなきゃ済まない問題。

それにしてもまたトヨタのグループ企業の犯罪行為。マスコミは「不正」とか言ってるけどこれは犯罪級の消費者への背信、詐欺ですからね。こないだは日野自動車が同じようなことしてたし、よりにもよって本体の祖業の会社である豊田自動織機でも不正が発覚していた。こうなればこれはトヨタ自体に問題があると考えるべきでしょ。マスコミはそれが言えないヘタレばかりでほんと絶望しちゃう。

トヨタ本体のおぼっちゃま創業家会長は「何十年もの歴史をもつ会社のカルチャーを変えるのは難しい」などとまるで他人事、他人の会社の話であるように語っていて、相変わらずどうしようもない奴だな・・と呆れた。ダイハツの会見に同席したのはトヨタの副社長。これほどの圧倒的に悪質な犯罪行為が明るみに出ているのに。なにをさしおいても一番上の責任者が出てくるのが筋だろ。あたらしいクルマの発表会とかの晴れがましい席には喜んで出て行ってドヤ顔するくせに、不祥事の時には部下を出して頭を下げさせる。経営者として最低すぎる。逆をやれよ。晴れがましい席には部下を出してやり、不祥事の時には自分が出ていく。それでこそあんたがそう呼ばれたがってる「カリスマ経営者」というものになれるんじゃないの? こんな奴が日本のトップ企業のトップ、そしてこないだそのあとを継いで社長になった奴はその創業家会長の路線を引き継ぐと公言している、問題意識ゼロのイエスマン。もうどうしようもない。

だいたい、「カルチャーを変えるのは難しい」って、ダイハツを連結子会社にしたのはもう25年も前だろ。それからトヨタから人間をどんどん送り込んでいたんじゃないのか。100%子会社にして奥平とかいう奴を社長として送り込んだのももう6年以上も前。それでそんな言い訳が通用するかね? どんだけ無能なんだ。しかも不正が増えたのはダイハツからトヨタへのクルマの供給が増えたころと重なるらしいし、もともとそういうカルチャーだったダイハツを、さらに不正を平気でやりまくるカルチャーにしたのがトヨタ、ってことじゃないの。「トヨタグループになったから」不正が拡大した、と考えるのが自然でしょ。日野自動車もそうだっただろ。

ダイハツにトヨタの「乾いたぞうきんを絞る」とかいう経営者と親会社だけが得をするハナクソ並みのトヨタのカルチャーを持ち込もうとしたから不正が増えたんじゃないのか。乾いたぞうきんをいくら絞ってもなにも出ない、出すにはほかから持ってくるしかない、じゃあ不正すっか・・ってことでしょう。もういいかげん「トヨタ生産方式」だのを金科玉条のように崇め奉るのをやめることから始めろ。得意の「カイゼン」はどうした。顧客をだますのをやめよう、っていうのは「カイゼン」に含まれないのか? 「トヨタ生産方式」がひょっとして不正のおこる根本原因なんじゃないか、っていうふうに疑問をもって「カイゼン」はしようとしないのか?

この創業家会長の、当事者であるはずなのにまるで他人や環境に問題があって自分は関わってないかのように語る姿は、パーティ券裏金問題で自民党の奴らが自分でやったことにもかかわらず「真相を明らかにしなければならない!」とかぬかす姿と非常によく似ている。不祥事は自分のせいではなく部下や環境や法律のせい。「信頼を回復しなければならない!」と言うだけでなにもしない。まさにソックリ。

まあソックリなのは当たり前かも。トヨタのほうは自民党に何千万円も献金して自分たちの都合のいい政策を推進してもらって甘い汁を吸い、自民党はトヨタに都合のいいように政治をすすめて代わりにカネと票をもらう、まさに持ちつ持たれつの間柄、同じ穴のムジナってやつですからね。政治家に献金してカネと票で手なずけておけば経営も安泰だぁ・・などというぬるい仕事をするだけの経営者がエラそうにしているから、日本は韓国にすら抜かれる斜陽の国になったんじゃないのか。自民党の奴らが裏金にしたカネのうちトヨタが出したカネはどれだけあったのか、「裏金」なだけに調べようがないでしょうが、トヨタはじめ自民党に献金してる大企業は消費者からもらったカネを賃上げに使うわけでもなく詐欺集団自民党の犯罪行為を助けるために使っていたというのは事実。自民党と自民党に献金する大企業が日本を滅ぼそうとしている。我々下々の国民がやるべきことは、自民党には決して投票しないこと、自民党にカネをやるような大企業にはカネを払わないこと、これに尽きるんじゃないでしょうか。

ビッグモーターといい、相次ぐ自動車業界の犯罪行為をみるにつけ、自動車産業はまさに消費者の生き血を吸って成長する産業なんだな・・と痛感する。ペダルの右と左を間違えただけで人がたくさん死ぬような不完全なものを売って、その結果事故が起きても全部消費者のせいにし、そのうえ手っ取り早く儲けるために消費者を騙しても平気なんだから、そう言われても仕方がないでしょ。

 

それはともかく、今回の「新・BS日本のうた」は、富山県上市町での開催。

出演は、美川憲一、今陽子、鳥羽一郎、マルシア、松原のぶえ、蒼彦太、恋川いろは、成世昌平、ゆあさみちる。

今年最後の放送。来年は「コロナ前」のような番組構成に戻ってほしい

今回の曲目は以下のようになっていました。

 

「男船」・・・・・鳥羽一郎

「雨に濡れた慕情」・・美川憲一

「どうぞこのまま」・・マルシア

「雨のエアポート」・・ゆあさみちる

「夫婦鏡」・・・・蒼彦太

「大阪慕情」・・・恋川いろは

「年輪」・・・・・鳥羽一郎

「哀しみ本線 日本海」・・松原のぶえ

「恋の季節」・・・今陽子

「涙の季節」・・・今陽子

「はぐれコキリコ」・・成世昌平

「世界は二人のために」・・全員

「夫婦春秋」・・・・鳥羽一郎

「娘よ」・・・・・・成世昌平

「かあさんへ」・・・松原のぶえ

「愛の奇跡」・・・・ゆあさみちる&蒼彦太

「SWEET MEMORIES」・・マルシア

「百万本のバラ」・・美川憲一

「愛のフィナーレ」・・今陽子

「ふりむけばヨコハマ」・・マルシア

「おんなの出船」・・・松原のぶえ

「海の祈り」・・・・鳥羽一郎

「太古のヒトからそうしてきた」・・ゆあさみちる

「浮世がらす」・・・蒼彦太

「あんちゃん」・・・成世昌平

 

鳥羽一郎はちょっと痩せた?あの年齢の人が痩せたりするとちょっと心配になる。歌声はいつもどおりのようだったので気のせいかも。相変わらずカッコいい。

ゆあさみちるの「太古のヒトからそうしてきた」は初めて聴きました。

歌唱が素晴らしいのは知ってましたが、これはカッコよくてビックリした。歌唱もメロディもバックのアレンジもめちゃめちゃクール。

配信のみなのか。なんか隔月で1曲ずつ配信しているらしいけれど、気に入った曲はフィジカルで手に入れたい私としてはちょっと残念かな。隔月で1曲なら2年で12曲、それでまとめてCDで出してくれたりしたら買いたい!

 

ところで今年のこの番組の放送はこれで最後。5月にコロナが「5類感染症」になって、名実ともに「ただの風邪」になってもう半年以上たつのに、この番組は「コロナ前」のように地元の高校生や合唱団とかが大勢で参加したりするような構成には戻りませんでしたね。

そういう手間のかかることはもうする気がないってことなのかな。地元出演者がいれば地元の方の関心も高くなるだろうに。申し訳程度に地元の名物や名所などを紹介したりしてお茶を濁す手抜きで「仕事してます!」なんてのは、視聴者から高い受信料をとってるNHKには許されないんだ、ということがわかってないのかな。

私の母が入居している特養の施設長は「コロナはまだ撲滅されたわけではありません」とかぬかしていまだに面会や外出に制限を残していて、ほんと底なしのバカだなあ~と呆れているんですけど、まさかNHKも「コロナはまだゼロじゃない!地元の団体出演者なんか呼んで歌わせたらクラスターが!」とか思ってるんじゃないだろうな。

出演歌手がほとんどみんなスゴイ実力の人たちだから違和感なく観られるけれど、「いつもの歌手に名曲歌わせときゃあいいや」みたいな安直さが感じられるような番組は、民放ならともかくNHKには許されない。来年はもうちょっとそのへんを頑張ってくれることに期待。

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