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令和5年3月12日のNHK BSプレミアム「新・BS日本のうた」

1966年に静岡県で起こった強盗殺人放火事件、いわゆる「袴田事件」で犯人とされ死刑が確定した袴田巌さんについて、東京高裁が再審開始を認める決定を出しました。

もう9年も前に静岡地裁が再審開始の決定をしたにもかかわらず、検察がくだらんメンツを保とうとして特別抗告したせいで「高裁で棄却」→「弁護側が特別抗告」→「最高裁が差し戻す」→「高裁があらためて再審開始決定」という膨大なムダな手間と時間がかかってしまった。

お前ら検察のメンツなど安倍の犯罪の数々を明らかにすることなく山上にやられちゃった時点でもう回復不能になったんだから、ここはもうこの決定を受け入れ、真摯に袴田さんに謝罪してほしい。巨悪に立ち向かうことができない官邸のイヌになり下っても相手がいち市民であればやりたい放題では、あまりにみっともないし信頼回復もできまい。メンツを取り戻したいのならやるべきことがほかにあるはず。

検察がどう対応するのかいまのところ報道されてませんが、もう意地張るのをやめて決定を素直に受け入れろ、と国民は騒ぐべき。国民世論が「袴田さんを救え!」となれば政権もそれを無視するのは得策ではなくなり、そうすれば政権のイヌである検察も特別抗告をあきらめるしかなくなるでしょう。

それにしても、警察官や検察官や国会議員がどれだけウソついても罪に問われず、そのウソによってなにもしてない一般市民が死刑判決を下されて何十年も拘禁されるなんてことが頻繁に起こり、それでも大部分の国民が死刑を肯定しちゃうという、まさに日本は隣の大陸の全体主義国家なみの人権後進国。これで検察が特別抗告したらもう国際的に恥ずかしいことじゃないですかね。

袴田さんの事件ではさまざまな状況証拠から捜査機関側の証拠の捏造が確実視されていますが、なにしろ総理大臣が官僚に公文書を改竄させたりとか、総務大臣が自分の在任時の自分に都合の悪い文書出されてよく調べもせず「あ~それ捏造です」とか言ってごまかそうとするくらいですからね、捜査機関でも捏造だの改竄だのはフツーに行われているであろうことは容易に想像できる。

何度も言うけどそんなデタラメな奴らが国家権力を握ってテキトーに国を動かし、刑事被告人には気軽に死刑を求刑しているのですよ。これほど恐ろしいことがあるだろうか。頼むから検察は再審開始をおとなしく受け入れ、そしてこれを機会に国民のあいだに「死刑制度なんてとんでもない!」という世論が沸き起こってほしい。

 

で、今回の「新・BS日本のうた」は、大阪府岸和田市での開催。

出演は、

大月みやこ、川中美幸、神野美伽、田川寿美、中村美津子、浅田あつこ、徳永ゆうき、山西アカリ、松阪ゆうき、辰巳ゆうと。

久しぶりに歌と芝居のショー。これに地元出演者も加えれば「コロナ前」に戻れるか。

今回の曲目は以下のようになっていました。

 

「傷だらけのローラ」・・・辰巳ゆうと

「鳳仙花」・・・・・・・・田川寿美

「下町育ち」・・・・・・・中村美津子

「男涙の子守唄」・・・・・松阪ゆうき

「出張物語」・・・・・・・川中美幸&徳永ゆうき

「花と蝶」・・・・・・・・山西アカリ

「他人の関係」・・・・・・浅田あつこ

「酒と泪と男と女」・・・・神野美伽

「白い海峡」・・・・・・・大月みやこ

「だんじり」・・・・・・・中村美津子

「大阪ラプソディー」・・・川中&中村&神野&徳永

「黄色いさくらんぼ」・・大月&浅田&山西

「大都会」・・・・・・・・辰巳ゆうと

「浪花しぐれ『桂春団治』」・・神野美伽

「贈る言葉」・・・・・・・松阪ゆうき

「買物ブギー」・・・・・・中村&徳永&辰巳

「大阪で生まれた女」・・・川中美幸

「さらば恋人」・・・・・・辰巳ゆうと

「好きになった人」・・・・山西あかり

「女人高野」・・・・・・・田川寿美

「大阪の女」・・・・・・・大月&浅田

「月の法善寺横町」・・・・徳永ゆうき

「あんた」・・・・・・・・川中美幸

「人生一路」・・・・・・・川中美幸&辰巳ゆうと

「河内おとこ節」・・・・・中村美津子

「若いってすばらしい」・・全員

「なんとかなるさ」・・・・徳永ゆうき

「海峡雪しぐれ」・・・・・浅田あつこ

「冬列車」・・・・・・・・川中美幸

 

ここのところ、早く「コロナ前」のような番組内容に戻せ!って何度も書いているんですが、その「コロナ前」のような歌と芝居で魅せるショーをやってくれてて、良かったと思います。これでお客さんやバンドメンバーのマスクをとり、地元の高校生とかの出演も復活させれば、コロナ前のように「カネ払っても観に行きたい」という番組に復活できるはず。

しかし芝居が多いと歌がブツ切りにされるっていうのがけっこうあって、今回みたいに曲の数はものすごく多いけどみんな短くぶった切られるってのはちょっと・・という印象も。そのへんは匙加減が難しいでしょうが、最後にやった徳永や浅田や川中の新曲も(買ってないからフルバージョンがどんなものかわからないけど多分)短くされてて残念。

とはいうものの、川中美幸の相変わらずのエモーショナルな歌唱も聴けたし、個人的に大月みやこの楽曲中もっとも好きな「白い海峡」も聴けたし、山西アカリの歌唱の魅力も再確認(「拝啓みかんの里」に続く新曲はまだか!)できたし、いい歌がいっぱい聴けて満足。来週も期待しましょう!

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