私の住んでいる地域は観光が主産業。
クリスマスは週末だったこともあってすごい賑わいになり、近所にあるテーマパーク(っていうほどのものでもないくらいの規模)みたいな施設は駐車場もド満車、周辺の道路も渋滞になっていました。
で、駐車場が満車でクルマとめるところがない、ってなると、途端に迷惑な行動に出る観光客が湧いて出てくる。近くのドラッグストアやコンビニなどの駐車場にとめて、そこから少し歩いていく・・という行動に出る。施設の駐車場に置くと1,000円くらいとられるけど、そこに置いて黙って帰れば当然タダ。
まあ~今に始まったことではないんですけど、こういうことをして平気で観光を楽しめる神経ってのが理解不能。となりの大陸や半島から来た人がそういうことするんならまだ「あの国の人ならしょうがねえか」ってあきらめますけど、日本人がやってるんですよねえ。
メディアなんかでは、外国と比べて日本人の民度は高いと自画自賛するような番組や記事をよくつくっているけど、そんなのは大ウソだということがよくわかる。十分な駐車スペースを準備しておかないほうが悪い、ってのもあるとはいえ、よくもまあ他人の家(お店の駐車場は公共のスペースだと勘違いしてる人間が多すぎる)に無断駐車しておいて観光を楽しむ気持ちになれるもんだと呆れるばかり。
無断駐車野郎のなかにもたまには帰りにモノを買ってくれる人がいるとしても、駐車場満車で機会損失するほうが経営上は問題でしょう。お店側は毅然と対応するべき。シーズンになるとこれが毎年のことだからイヤになっちゃう。クルマが増えると渋滞も発生するし慣れない土地で危険な運転をする人も増えるので、地元民としては電車で来てほしい。地元の行政や観光業者には「クルマで来ると損する」っていう施策を考えてほしいなあ。いずれにしろ年末年始、はやく終わってほしい。
で、今回の「新・BS日本のうた」は、岩手県奥州市での開催。
出演は、
山本リンダ、瀬川瑛子、小桜舞子、原田悠里、秋元順子、椎名佐千子、工藤あやの、津吹みゆ、羽山みずき。
みどころ、聴きどころ満載で、今年最後の放送にふさわしい内容でした!
曲目は以下のようになっていました。
「笑いじわ」・・・瀬川瑛子
「こまっちゃうナ」・・・山本リンダ&みちのく娘
「君忘れじのブルース」・・原田悠里
「夫婦坂」・・・・椎名佐千子
「夢飾り」・・・・小桜舞子
「ジョニィへの伝言」・・秋元順子
「樹氷の宿」・・・羽山みずき
「つんつん津軽」・・津吹みゆ
「おしんの子守唄」・・工藤あやの
「淡月」・・・・・・原田悠里
「名残りの雨」・・・小桜舞子
「一杯のジュテーム」・・秋元順子
「ブルー・ライト・ヨコハマ」・・椎名佐千子
「木綿のハンカチーフ」・・みちのく娘!
「グッド・バイ・マイ・ラブ」・・山本リンダ
「愛人」・・・・・原田悠里
「恍惚のブルース」・・秋元順子
「いい日旅立ち」・・小桜舞子
「年下の男の子」・・みちのく娘!
「ペッパー警部」・・小桜舞子&椎名佐千子
「赤いスイートピー」・・椎名佐千子
「飾りじゃないのよ涙は」・・瀬川瑛子
「狙いうち」・・・・山本リンダ
「夢で逢えたら」・・みちのく娘!
「矢切の渡し」・・・瀬川瑛子
「怨み節」・・・・・椎名佐千子
「お俊恋唄」・・・・みちのく娘!
「木曽路の女」・・・原田悠里
「命くれない」・・・瀬川瑛子
「北国の春」・・・・全員
70過ぎても体形やパフォーマンスにまったく衰えを感じさせない山本リンダとか、いつもどおりあまりに個性的すぎる歌唱とボケをやってくれた瀬川瑛子の凄さが際立ってたという印象でした。演歌界随一の美人歌手・小桜舞子が洋服姿で山口百恵やピンクレディーを歌うところが見られたってのも嬉しい。美人だからなに着ても似合うけどやっぱり着物のほうがいいかな。ほかの人たちも曲のたんびに衣装替えをしてくれててそこもよかった。
その小桜舞子の目下の最新曲は弦哲也先生のペンによるもの。
Amazon.co.jp (仮)名残りの雨/(仮)私の好い人
キャッチーなところはないけど、こういうオーセンティックな演歌をこの儚さのただよう声でやられちゃうと、もうそんなことはカンケーなく「聴いてるだけで快感」になり、自然に感情が揺さぶられる。こういう魅力は小娘には出せないんだなあ。
それから、みちのく娘!の3人は今回も素晴らしいパフォーマンスをみせてくれて嬉しい。羽山みずきの「樹氷の宿」は良かったなあ~。 津吹みゆが歌った「つんつん津軽」はアルバム「みちのく物語」で3人で歌ってましたが、津吹みゆひとりのバージョンもいつか音源にしてほしい!
この3人が出ると番組の密度が圧倒的に濃くなる。彼女たちの誰一人としてまだ紅白に出てないってんだから、NHKはほんとバカ。その紅白ももうすぐ、ということで今年も終わりですね。来年もよろしくお願いいたします。