アメリカWWE所属のプロレスラー、ダミアン・プリーストの入場テーマソングの最新バージョンに、SLAYERのGギタリスト、ケリー・キングがフィーチャリング参加したらしいですよ。私はダミアンという人は全然知らないが、だったら聴いてみなくてはなるまい。
う~ん、いかにもケリー・キングっていうソロやリフが入ってるのかと期待したら別にそんなことないし、入場テーマとしてもこれってカッコいいかあ?という気しかしないなあ。私は子ども時代はプロレス大好きで、アブドーラ・ザ・ブッチャーがPINK FLOYDの「吹けよ風、呼べよ嵐」をつかったりとか、ザ・ロード・ウォリアーズが BLACK SABBATHの「Iron Man」で入場してるのをみたときには恐怖を感じるとともに「ぬお~カッコいい!」と感動したものですが・・・。
まああくまでもフィーチャリングということだから、そんな目くじらたててなだかんだ言うほどのことでもないか。プロレス入場曲っていうのはいつか記事にしてまとめてみたいテーマではありますね。
BLESSED CURSE「BLESSED CURSE」
USのスラッシュ・メタルバンド、BLESSED CURSEの1st。2012年作。
DEVASTATORという名前で活動してたバンドが改名したとのこと。以前紹介したDEVASTATORとは違うバンドか。ブックレットにはパッチのいっぱいついたGジャンに身をつつみ変顔をキメてる3人のメンバー(ギタリストがヴォーカル兼任)の姿が。とっても楽しそう。メタルが好きでたまらないんだろうなあ、とこっちもニヤケてしまう。こういうの見るとサウンドにも期待しちゃう。
↑オフィシャルのチャンネルにライヴがいっぱいあったのでそれを。オールドスクールなリフで圧してくるスラッシュ/スピードメタル。やみくもに突っ走ることなく冷酷にヘヴィに刻まれるリフはとってもクール。なかなかイイですね。
リフで勝負するタイプだからしょうがないけれど、そこにのっかってくるヴォーカルの言葉の乗せ方にもっとキャッチーなところがあればなお良かった気はするかな。そのへんが一流と二流以下の違いになってくると思うなあ。
おススメ度・・・★★★
MYSTIC STORM「FROM THE ANCIENT CHAOS」
ロシアのスラッシュ/スピードメタルバンド、MYSTIC STORMの1作目。2021年作。
Amazon.co.jp From The Ancient Chaos (Slipcase)
B級っぽくかつエピカルなムードを発散するジャケ絵にそそられ購入。配信でだけ発売するミュージシャンはどんどん多くなってきているけれど、こういう「ジャケ買い」っていうのがあるからちゃんとCDで出すってのは売れるために必要なことだと思うなあ。
で、このバンド、B級ってのはともかくエピカルなサウンドではなく、80年代スラッシュを体現した古臭いメタル。ヴォーカルは女性でヒステリックな高音を駆使するタイプ。
私のように古き良き80年代スラッシュの洗礼を受けた世代なら、上に貼った1曲目のリフを聴いて「おお~これこれ!こういうのでいいんだよ!」となるのは必定!
そのうえ、ただひたすら突っ走るだけではなく、ちゃんと聴かせどころを意識した曲展開になっているところも、本来は当たり前だけどポイント高い。だからこそ速い曲の疾走感がアップしてカッコよくなる!
おススメ度・・・★★★★
MANIC STREET PREACHERS「GENERATION TERRORISTS」
イギリスのロックバンド、MANIC STREET PREACHERSのデビュー作。1992年作。
このバンド、いまだ活動してるんですね。全然知らなかった。というのは、このデビュー作が出た当時「これ1枚で終わりだ」って公言してたのもあって、2作目以降についてはまったくチェックしていなかったから。今回はこのデビュー作のCDが安く仕入れたCDの山の中にあったのでたまたま聴きなおしました。
当時すでにデスメタルに傾倒していた私でしたが、このデビュー作は大好きでよく聴いていました。なにしろ曲がとてつもなくキャッチー。いま聴きなおしてもその認識は同じで、これはとんでもない名作ですねえ。若いころに好きだったものを聴きなおすと、「なんでこんなのが好きだったんだろう」ってなることもけっこう多いんですけど、そうはならずあらたな気づきや感動を与えてくれたりするってのがほんものの名盤ということになるんでしょう。この作品は間違いなく後者。ほかの作品を聴こうという気には、今となってはなりませんけどね。
おススメ度・・・★★★★☆