本ページのリンクには広告が含まれています PURE/AUTHENTIC/TRADITIONAL 聴いたもの

BLITZKRIEG「UNHOLY TRINITY」:今日聴いたもの

ヘヴィメタルバンドに限らず、ポピュラーミュージックのキモはやっぱり「歌」ということになり、するとヴォーカリストの実力というものが重視されることになりますね。

しかし歌は上手ければそれでいいというものでもなく、やっぱり「味」というものが好みに合わなければいくら上手くても受け付けなかったりする。逆に「味」に病みつきになってしまえば上手かろうがヘタだろうがどうでもよくなる。

「味」という意味でいえば私が好むのは「湿り気がある」歌声。「潤い」というよりは「ジメジメしている」という声。高山厳とか、ヘヴィメタル界だとかつてANGEL WITCHで歌っていたデイヴ・タットゥムとか。

今回はそんな魅力をはなつヴォーカリストのひとり、かのNWOBHMバンドSATANで有名なブライアン・ロスが在籍するBLITZKRIEGのアルバム! この声を聴くだけで私は満足しちゃう。

BLITZKRIEG「UNHOLY TRINITY」

イギリスの老舗ヘヴィメタルバンドBLITZKRIEGの1995年発表2作目。同名異バンドがいっぱいいてややこしい。

 

Amazon.co.jp Unholy Trinity -Reissue-

 

2018年に再発されたエディションを手に入れました。中古品の流通が少ないのでいままで聴いてなかったんです。ようやく手に入れて歓喜にむせびながらCDをプレイ!

 

う~ん、1985年の前作よりはNWOBHM臭は薄くなっている気がしますが、べつにモダンになっているわけでもない。ザ・ブリティッシュメタルって感じの楽曲。妙にポップな曲もあるけど歌がジメジメだから軽くならないというのがさすが。そしてブライアン・ロスのジッメジメの歌唱。たまに裏声でスクリームするところも大好き。いいなあ。ジャケ絵からサウンドから曲から、なにもかもがイイなあ。もうこういうのが流行る世にはならないんだろうか。↑PRAYING MANTIS味も感じさせるこの曲がいちばん気に入りました!

ビックリしたのがVENOMの「Countess Bathory」のカバー、しかもクロノスがゲスト参加、ブライアンとデュエットしてる。こんなことしてたのね。VENOMの曲だろうとブライアンが歌えばジメジメの正統派メタルに聴こえちゃう!ボーナストラックの「Nocturnal Vision」もSATAN風のスピード&パワーで素晴らしい!

古き良きメタルが好きなら手に入れておきたい作品!

おススメ度・・・★★★★

-PURE/AUTHENTIC/TRADITIONAL, 聴いたもの
-, , , ,