カトリックの最高位聖職者、フランシスコ教皇がお亡くなりに。次の教皇をきめる「コンクラーベ」がまた行われますね。
「教皇」ってのは「カトリック教徒」で「男」なら誰でもなれる可能性があるんですってね。枢機卿の中から選ばれるのが通例にはなっているものの、ほんとうは条件はそれだけらしい。
一瞬だけ、誰でもなれるってわりとおおらかなんだな・・と思うけどそれは間違いですね。昔はともかく、現代なら「なぜ女はなれないのか」という議論が沸き起こってしかるべきなのでは。
国連だかの奴らは男系男子しか天皇になれない日本の天皇制について「差別だ」と批判していたのに、こっちについてはなにも言わないのか。そもそも血統で決めているわけでもない、人種も生まれも育ちも(?)関係ない教皇選びで、性別だけについては問答無用で決められているってのはおかしすぎるのでは。教皇どころか聖職者そのものになれない。「神父」という言葉はあっても「神母」ってのはないですもんね。日本の天皇の場合は「男系男子で二千年続いている」(そんな幻想を信じて崇め奉っていること自体どうかしてるとは思う)ってのが権威付けの根拠になっているから、それを保つためにはそれしかないんだろうってのはあるけど、聖職者が女だからってキリスト教の権威が損なわれるとは思えない(信者はどう考えるのだろう。そんなことは思ってもみないのかな)。
で、今回の「新・BS日本のうた」は、千葉県旭市での公開収録。
出演は、
三船和子、細川たかし、美貴じゅん子、椎名佐千子、城南海、杜このみ、二見颯一、彩青、戸子台ふみや、田中あいみ。
細川たかしが主役!門下生も集結!
今回の曲目は以下のようになっていました。
「おひまなら来てね」・・杜このみ
「六本木心中」・・・・・田中あいみ
「大井追っかけ音次郎」・・彩青
「哀愁列車」・・・・・・二見颯一
「東京だョおっ母さん」・・美貴じゅん子
「青葉城恋唄」・・・・・戸子台ふみや
「下町の太陽」・・・・・城南海
「大阪しぐれ」・・・・・椎名佐千子
「他人船」・・・・・・・三船和子
「この地球の続きを」・・椎名&杜&城&二見&戸子台&彩青&田中
「浪花節だよ人生は」・・細川たかし&三船以外全員
「心のこり」・・・・・・細川たかし
「北海の満月」・・・・・細川たかし
「函館の女」・・・・・・戸子台ふみや
「秋田長持唄」・・・・・杜このみ&彩青
「危険なふたり」・・・・細川&椎名&田中
「冬の旅」・・・・・・・細川&二見
「北緯五十度」・・・・・細川&杜
「矢切の渡し」・・・・・細川&美貴
「人生航路」・・・・・・細川&田中
「佐渡の恋唄」・・・・・細川&彩青
「北酒場」・・・・・・・細川&三船以外全員
「津軽三味線物語」・・・彩青
「望郷じょんから」・・・細川たかし
「津軽泣かせ節」・・・・細川たかし
「寒い国から来た手紙」・・戸子台ふみや
「よされ女節」・・・・・椎名佐千子
「びわ湖しぐれ」・・・・三船和子
細川たかしの芸道50年を記念して彼が主役の回でした。まあとくにそういうことがなくても別格の存在感でいつも主役っぽくなっちゃうところがスゴイわけですけど、今回は少年時代もふくめて彼の歩みを振り返りつつその思い出に残る曲などを若手と歌ったりして、いい企画だったんじゃないでしょうか。細川たかし門下生を集合させたのもよかったし、それを活かした構成でしたね。美貴じゅん子が細川を「師匠」と呼ぶ立場であることは知りませんでした。細川たかしの事務所のサイトには美貴の名前はないし。事務所は違うけど門下という扱いなのか。
しかし今更ながら、とんでもないヒット曲をとんでもなくいっぱい持ってるんだなあと感心。デビュー曲からして「心のこり」っていう名曲だし。「北酒場」がヒットしたとき私は中学に入ったか入ってなかったかくらいのころでしたが、テレビやラジオではひっきりなしに流れてて耳にこびりついたのを覚えてます。若かりし母は家のカラオケ(カセットテープ)で歌ってました。ヘタクソでした。
↑「イントロクイズ」でもよく出題されてた名イントロが印象的。今みたいにウルサくないまろやかな歌唱は素晴らしい。ウルサい歌唱もそれはそれで(年齢も年齢だし)スゴイですけどね。若い時の歌唱のほうが私は好き。
といったところで、今回はなかなか見ごたえがあって良かった。またこういうのやってほしい。